ユニバーサル・スタジオで女性客が服装を理由に入園を断られる出来事が。当の女性客は「ほかにも同じような服を着ている人がたくさんいる」と不満たらたら。(フロントロウ編集部)

ユニバで女性客が服装を理由に入園拒否される

 米フロリダ州オーランドにあるユニバーサル・スタジオ・フロリダで、女性客が服装を理由に入園を断られる出来事があった。

 モデルやインフルエンサーとして活動するホイットニー・ペイジ・ヴェナブルによると、その日、彼女は白のクロップドトップスにミントグリーンのショート丈のレギンスを着用していたそうで、入場ゲートでのセキュリティチェックの際に従業員から“違うトップスに着替えてからでなければ入園させられない”と告げられたという。

 実際の写真を見ると、ホイットニーが着ていたトップスはスポーツブラに近いもので、胸の谷間が強調されていた。恐らく、それがNGと判断された要因だとは思うが、ホイットニーは「私の知るかぎり、私の服装はルール違反じゃなかった。胸の大きさで差別された気がする。小さい胸なら何を着ても許されるのに、大きい胸は性的なものとして扱われる」、「ほかにもスポーツブラみたいなトップスを着ている人がたくさんいるのに、私だけ着替えろと言われた」と不満たらたらだった。

画像: ユニバで女性客が服装を理由に入園拒否される

 ホイットニーはルールに違反していないと主張していたが、本当のところはどうなのか? たとえば、ユニバーサル・スタジオの“ライバル”として知られるディズニーランド/ディズニーワールドでは、「ファミリーフレンドリーな環境下において不適切と思われる過度な肌の露出がある服装」は禁止されている。対するユニバーサル・スタジオはというと、公式サイトの禁止事項の欄に書かれているのは「危険を生じさせたり、騒乱を誘発するおそれのある服装、または不快な言葉や内容を表示した服装」、「緊急要員であることを示す、またはユニバーサル・スタジオの従業員に誤った印象を与える可能性のある衣服またはアクセサリー」の2点だけで、露出度の高い服装をNGとする記載はなかった。

 ちなみに、ホイットニーは車にあった友人の服を借りて、その後、無事に入園することができたという。じつは、ディズニーランドでも、露出度の高い服を着た女性客が注意を受けるという出来事が過去に何度かあったが、どのケースもすでに入場ゲートを通ったあとだったこともあり、ディズニーが代金を負担して園内にあるショップで代わりの服を購入してもらうという方法で対処している。(フロントロウ編集部)

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