マクドナルドのフライドポテトの作り方を紹介した動画がきっかけで、ファンのあいだで塩分濃度をめぐる議論が巻き起こっている。(フロントロウ編集部)

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マクドナルドのポテトはこうやって作られている

 マクドナルドの従業員を自称する男性がポテトの作り方を紹介するTikTokの動画が話題になっている。動画には、ポテトをフライヤーに入れるところから、油から引き揚げたポテトに塩を振りかけるところまでが映っている。

 マクドナルドのポテトといえば絶妙な塩加減が魅力のひとつでもあるが、動画を見た一部の人たちから、自分が行くマクドナルドの店舗は「塩がかかってないことがよくある」、「いつも塩が足りない」といった不満の声があがり、マクドナルドのポテトの塩分は「つねにちょうどいい」という人たちと、塩分濃度をめぐって議論に。また、ごく少数ではあるが「塩の量が多すぎる」という意見もあった。

 実際、塩分は必要な栄養素ではあるものの、塩分の過剰摂取は血圧の上昇、心臓病や脳卒中につながる。米国疾病予防管理センター(CDC)によると、アメリカでは毎年約65万人が心臓病で亡くなっており、2017年に米国心臓協会が発表した研究では、アメリカ人は1日のナトリウム摂取量の推定70%を加工食品や外食から摂取しているという。

画像: マクドナルドのポテトはこうやって作られている

 そもそも1日の塩分摂取量の目安はどの程度なのだろうか? 『アメリカ人のための食生活指針』の2020-2025版では、健康的な食生活の一環として、成人のナトリウム摂取量を1日2.3g以下にすることを推奨している。マクドナルドのウェブサイトによると、同社のポテトには1人前0.62グラムの塩分が含まれており、これは1日の推奨量の4分の1強にあたる。

 ちなみに、塩分の量が気になる、もしくは健康上の理由で摂取する量を制限しているという人には、“塩抜き”で注文するという選択肢もある。ご存じの方も多いと思うが、この方法は揚げたてのポテトがもらえる裏ワザとしても知られる。(フロントロウ編集部)

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