U-NEXTにて見放題で独占配信中のドラマ『AND JUST LIKE THAT... / セックス・アンド・ザ・シティ新章』。第7話ではキャリーがついにデートへ。そして、スティーヴの“扱い”にはファンから不満が...。その他のエピソードのレビューは「AJLTレビュー」をチェックして。(フロントロウ編集部)

※この記事には『AND JUST LIKE THAT... / セックス・アンド・ザ・シティ新章』第1~7話のネタバレが含まれます。

キャリー・ブラッドショーが18年ぶりの“初デート”へ

 見知らぬ男性とのデート、女友達からのデートに対する評価、新たな出会いから得る失敗と発見。オリジナルドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ(以下SATC)』でよくあったそんなデートストーリーを望んでいたという人がいたら、第7話でついにその願いが叶う。

画像1: キャリー・ブラッドショーが18年ぶりの“初デート”へ

 キャリーは未亡人としての経験を綴った自伝本『LOVED & LOST』を完成させるのだが、編集者のアマンダから“夫を亡くしたところで終わるのではなく、読者に最後に希望を与えるためにデートに行ってみてはどうか”とアドバイスを受ける。キャリーがミスター・ビッグと添い遂げたのは2004年の『SATC』のフィナーレなので、彼女にとっては18年超ぶりの“初デート”。キャリーはあまり乗り気ではないのだが、アマンダの“「オプラのブッククラブ(※)」が興味を示している”というひと言に背中を押されて、見知らぬ男性とデートに行く決心をする。

※読書家として知られる大物司会者オプラ・ウィンフリーが主催するブッククラブ。彼女のトーク番組『ザ・オプラ・ウィンフリー・ショー』で始まったこの企画は、100万部超えのベストセラーを多数生みだした。

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 こうなった時、すべての出会い系アプリに登録済みだという独身貴族の友人シーマの存在は心強い。キャリー、ミランダ、シャーロットの食事に4人目として参加したシーマが代理で作ったアカウントを使って、4人はさっそく男性たちをチェック。次々に登場する男性たちを見ながら、「普通にハンサム」「こういう男性はセックスが上手」といった、本シリーズらしい女性たちのユーモアあふれる意見が飛び交う。そしてキャリーは、妻を亡くした数学教師のピーター(ジョン・テニー)とデートに行くことに。ピーターとのデートは緊張のため気まずい雰囲気で始まるのだが、お酒が入ると2人は意気投合。最後には大笑いしながらレストランから出てくる。しかしそこで2人とも嘔吐。アマンダの言う“希望”は見つからずじまいでデートは終わる。

画像3: キャリー・ブラッドショーが18年ぶりの“初デート”へ

 この屈辱的なデートの翌日、チャリティオークションでキャリーにさらなる屈辱が待つ。シャーロットのお願いで出品した“自分とのランチデート”という権限に、誰からも手があがらない。会場に気まずい空気が流れるなか、群衆の中から1人の落札者の手があがる。昨日デートで失敗したピーターだった。ロマコメ映画のような唐突でロマンチックな出来事から、2人は2度目のデートに行く約束をして、キャリーは「かすかな希望を見つけた」と言う。

画像4: キャリー・ブラッドショーが18年ぶりの“初デート”へ

 50代で新しい出会いを探すのは色々とハードルがあるため消極的になりやすいが、恋愛はいくつになっても楽しんでいるべき。「(夫以外の)誰かとセックスするなんて」と戸惑うキャリーが、新しいデート相手から届いた「デートが楽しみだ」というメッセージに少し嬉しそうな表情を見せることからも、ロマンスが持つ、心を潤すパワーをうかがわせる。キャストリストを見る限りピーターは今後も登場するようなので、オーバー50での新挑戦を描いたこのストーリーがどのように発展していくのか見守りたい。

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ミランダの不倫が続き、スティーヴ・ファンからは失望の声

 第6話レビューでお伝えしたとおり、第7話からはスティーヴの登場シーンが増えるのだが、スティーヴ・ファンからは不満があがりそうな展開となってしまった。

画像1: ミランダの不倫が続き、スティーヴ・ファンからは失望の声

 ミランダは、チェ・ディアスから連絡が返ってこないことに悶々とするなか、スティーヴにも不満を溜める。一緒に買い物に行ったときに、財布を置き忘れてあたふたするスティーヴ。セックスを迫っているのに情熱的な対応ができないスティーヴ。このエピソードではスティーヴの“魅力的ではない夫ぶり”が目につくのだが、『SATC』時代のスティーヴは、頑固なミランダを軟化させられるおおらかさとユーモアにあふれた男性だった。それなのに今は“平凡すぎる男性”として描かれており、それに対しては一部のオリジナルファンから“ミランダのストーリーのためにスティーヴが利用されている”と不満が挙がっている。しかしスティーヴに対するこの扱いは、今後のミランダとの展開をよりドラマティックにするための伏線である可能性はゼロではない。

画像2: ミランダの不倫が続き、スティーヴ・ファンからは失望の声

 実際にミランダの不倫はこのエピソードでも続く。チャリティイベントでチェに再会したミランダは、連絡がきていないことが誤解だったことが分かると、すぐにチェとベッドイン。セックスのあとに「あなたが好き」と愛まで告白する。ミランダの急速に燃え上がるチェへの感情が本物なのか、それとも、人生に新しい何かを求めているときに偶然チェが現れただけなのかは今後の展開を見ないと分からないが、不倫が間違っているのは明白。この行為にどのような結果が待つのか?

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画像4: ミランダの不倫が続き、スティーヴ・ファンからは失望の声

 さらに第7話では、表向きには“完璧”なリサが舞台裏では不安を覗かせて夫と口論になったり、妊活中のナヤが今回も妊娠していないという事実を夫に言えずに悩んだりと、ほかのキャラクターたちの事情も描かれた。シャーロットはハリーとテニスをめぐって謝る謝らないの口論をした以外はあまり出番はなかったが、次週の第8話ではショッキングな出来事が起こるようなのでお見逃しなく。

 ドラマ『AND JUST LIKE THAT... / セックス・アンド・ザ・シティ新章』第1~7話は、U-NEXTにて見放題で独占配信中。毎週水曜日0時に新エピソードが1話更新され、第7話の配信は2月9日(水)となる。U-NEXTでは『セックス・アンド・ザ・シティ』全6シーズン及び映画2作も配信中。(フロントロウ編集部)

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