ファンデの“質感”を利用したベースメイク術
気になる毛穴や色ムラをカバーし、均一で透明感のある美肌を作りあげるベースメイクアイテム「ファンデーション」。
ファンデーションには、みずみずしい肌を演出する「ツヤ系ファンデ」から、陶器のようにサラッとした肌を作る「マット系ファンデ」まで様々な質感があり、好みの仕上がりに合わせて複数のファンデを持っているという人も珍しくないけれど、じつはこれらの“質感の違い”を上手に活用すれば、メリハリのある小顔を作る「コントゥアリング」ができるって知ってた?
コントゥアリングとは、顔に自然な陰影を作って立体感を演出するメイク法のこと。一般的には肌よりも暗い「シェーディング」と、肌よりも明るい「ハイライト」を使うことが多いけれど、意外と自然になじませるのが難しいメイク法だともされている。
しかし、ニューヨークを中心に活動するメイクアップアーティストのインゲボルグによると、ツヤとマットの異なる質感のファンデーションを2種類持っていれば、だれでも簡単にナチュラルなコントゥアリングができるという。その詳しいつくり方を米Allureで紹介した。
コントゥアリングのつくり方
インゲボルグによると、ファンデーションを使ったコントゥアリングのやり方はいたってシンプル。
まず、肌にツヤ感を演出するファンデーション(リキッドタイプなど)を光が自然に反射する“顔の中央”をメインに顔全体に薄く塗り広げる。あとは、肌色よりもワントーン暗めの色をしたマット系のファンデーション(パウダータイプなど)を手に取り、髪の生え際、鼻筋の横、フェイスラインなど、ツヤが不必要な部分に塗布すれば出来上がり!
このように、ファンデーションの質感を使い分けるだけで、シェーディングなどの色を使わなくでもコントゥアリングができるというのは驚き。インゲボルグも「自身のコスメコレクションに複数のファンデーションを持つことは非常に有益なことなので、(ベースメイク以外にも)いろんな使い方をしてみてください」とアドバイスした。
ファンデーションの質感を使い分けたコントゥアリング。ふだんから出番が少なくて棚の奥で眠っているファンデーションがあるという人は、ぜひプロのテクニックを試してみては。(フロントロウ編集部)