そもそも、茶クマができる原因って?
茶クマとは、目元が茶色く見えるクマのこと。目の下を引っ張ってもクマが薄くならないのが特徴で、主に紫外線、摩擦、乾燥などによる「色素沈着」が原因だとされている。
茶クマができやすい人について、ニューヨーク市の皮膚科専門医のデンディ・エンゲルマン医師は「生まれつき皮膚が薄い人、目の下の色素が多い人によく見られます」と米Byrdieでコメント。ほかにも、皮膚科医のシンディ・ヨンス医師は「(茶クマは)遺伝的な要素もありますが、日常的な摩擦や乾燥など、環境や生活習慣に原因がある場合も多いです」とも付け加えた。
そんな困った茶クマを改善するためには、日ごろから摩擦を避けたり、アイクリームで目元を保湿することが大切だけれど、「メイクでも上手にカバーできる方法はないの?」と思っている人も多いはず。
そこで、米ヘアメイク出張サービス「Glamsquad」に所属するメイクアップアーティストのローレン・レボウィッツが、茶クマを自然にカバーするコンシーラーテクニックを米Byrdieで紹介した。
「2色のコンシーラー」で茶クマをカバー!
茶クマをコンシーラーでカバーするとき、一般的には「ベージュ系コンシーラー」が使用されることが多いけれど、ローレンいわく、茶クマにはベージュではなく「オレンジ」と「イエロー」の2色のコンシーラーを重ねづけするのが効果的だという。
その理由について、ローレンは「目の下にある青みや色素沈着は、反対の色(補色)を重ねることで相殺できるからです」と説明。
続けて、ローレンは「たとえば、イエローカラーの補色は赤みや色ムラを、オレンジカラーの補色は青みやくすみを相殺できます。つまり、この2つの補色を上手に使いこなせば、コンシーラーを厚塗りしなくても、自然に目の下のクマをカバーできるのです」と明かした。
具体的なコンシーラーの使い方については、まずオレンジ色のコンシーラーを一番クマが濃い部分(黒目の下あたり)にのせ、指でポンポンとなじませる。次に、イエロー色のコンシーラーを目の下全体に薄く塗り広げて肌の透明感を引き出す。あとは、目元以外にファンデーションをのせて、最後にルースパウダーを重ねたら出来上がり。
目元にあるだけで、疲れた印象に見えてしまう茶クマ。日ごろのスキンケアを徹底することはもちろん、コンシーラーの色を上手に使い分けてイキイキとした明るい目元を目指してみて。(フロントロウ編集部)