エリザベス女王がダニエル・クレイグをイジる!?
2021年公開の映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』をもってジェームズ・ボンドを引退した俳優のダニエル・クレイグが、2012年のロンドンオリンピックで英王室のエリザベス女王と共演したときのエピソードについて米トーク番組『The Late Show with Stephen Colbert(原題)』で語った。
パラシュートでスタジアムに舞い降りるという演出で、ロンドンオリンピックの開会式をダニエルと一緒に盛り上げたエリザベス女王。番組司会者のスティーヴン・コルベアから、「この質問に答えられないかもしれないことは理解していますが、一応お聞きします。女王はプライベートではどんな方なんですか?」と聞かれたダニエルは、「とてもおもしろい方です」と言うとこう続けた。
「ジョークを言うのがお好きで、僕のこともネタにしていました。一緒に写真を撮ったんですけど、女王から『あら、なんてこと。彼(ダニエル)は笑わない人ね』とイジられました。まさにおっしゃるとおりでしたけど(笑)」
また、エリザベス女王といえば、代々ペットとしてウェルシュ・コーギーを飼っていることで有名だが、開会式の映像で共演した際、ペットのコーギーたちが現場を無邪気に走り回っていたそうで、「とてもフレンドリーな犬たちでした」と回想した。
ちなみに、女王の衣装係で側近でもあったアンジェラ・ケリーによると、エリザベス女王はダニエルとの共演にかなり乗り気だったそうで、「(映像を手がけたダニー・ボイル監督から話を持ちかけられた女王は)アイデアをたいそう気に入ったようで、すぐに出演を承諾しました。その際、セリフを希望するかどうかたずねたところ、女王は躊躇なく『もちろん、何か言わなければなりません。なにしろ、彼(ダニエル)は私を助けに来てくれるのですから』とお答えになられました」と、著書『The Other Side of the Coin: The Queen, the Dresser and the Wardrobe(原題)』のなかで振り返っている。(フロントロウ編集部)