産婦人科医の日々を描くイギリスのコメディヒューマンドラマ『This Is Going To Hurt』に高い評価が寄せられている。(フロントロウ編集部)

ベン・ウィショーが産婦人科医を演じた主演作

 映画『007』シリーズや『パフューム ある人殺しの物語』などで知られるベン・ウィショーが主演を務めたドラマ『This Is Going To Hurt』が高い評価を受けている。

 本作は、元産婦人科医で、現在は作家や脚本家として活躍するアダム・ケイが2017年に出版した同名のベストセラーノンフィクションを原作としたドラマで、英BBCがドラマ化。

 イギリスの国民保険サービスであるNHSの医師として勤務するアダムが直面する問題のある出産や、予想外の患者の死、そしてゲイであることをカミングアウトしていない両親との関係などを、ブラックユーモアや皮肉を交えて描く。

 実際に産婦人科医として数々の出産に関わってきたアダムの実体験が基になっているため、ドラマのなかで起こったいくつかの展開には、その苦しい状況を自分の身をもって経験したことのある女性からツイッター上で「見るのがつらい」という反応もあった。

 しかしこれは、“だから見ない”という意味ではなく、女性は続けて、その現実を上手く作品のなかで描いた制作陣への称賛を口にしていた。

 ドラマを見た視聴者からは、「発見があるし、インスピレーションになる。しかし同時に、心が痛い」「ダークユーモアもあり、重要な問題に光を当てている」「エピソード1では笑い泣きから、悲しみの涙まであった」といった評価があがっており、それが完成したのはベンの演技があったからこそだとして、彼への評価も高い。

 また、実際に医学界で勤務する人々からも、本作は医療従事者として働くうえでの「良い面と汚い面」や、医学界の「内側」を正しく描いているとのツイートがされていた。

 日本でも見られるようになることが期待されるドラマ『This Is Going To Hurt』は、イギリスではBBC iPlayerで全話配信中。

(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.