MCUのドクター・ストレンジ役などで知られるベネディクト・カンバーバッチがハリウッドの殿堂入りを果たしたことを受けて、マーベルのケヴィン・ファイギ社長がその功績を称えた。(フロントロウ編集部)

ベネディクト・カンバーバッチがハリウッドの殿堂入り

 米現地時間2月28日、MCUのドクター・ストレンジ役や主演を務めたNetflix映画『パワー・オブ・ザ・ドッグ』などで知られる俳優のベネディクト・カンバーバッチがハリウッドの殿堂入りを果たし、観光名所としても有名なハリウッド・ウォーク・オブ・フェイムにその名前が刻まれた。

画像: ベネディクト・カンバーバッチがハリウッドの殿堂入り

 記念セレモニーには毎回、殿堂入りを果たした人物と親しい人たちが祝福に訪れることが恒例となっているが、この日は、ベネディクトの妻であるソフィー・ハンターや、『パワー・オブ・ザ・ドッグ』で共演したコディ・スミット=マクフィー、映画『スター・トレック イントゥ・ダークネス』で監督を務めたJ・J・エイブラムス、マーベルのケヴィン・ファイギ社長らが会場に駆けつけた。

画像: ベネディクト・カンバーバッチと妻のソフィー・ハンター。

ベネディクト・カンバーバッチと妻のソフィー・ハンター。

ケヴィン・ファイギ社長がベネディクト・カンバーバッチを祝福

 セレモニーのなかで、ファイギ社長はベネディクトを称えるスピーチを披露。ベネディクトは2016年に公開された映画『ドクター・ストレンジ』でMCUに初登場して以来、ドクター・ストレンジを演じ続けており、2022年5月4日には新作『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』の公開が日本で控えている。

 「私たちは今、オーディエンスが2016年に初めてドクター・ストレンジとしての君に出会った、ドルビー・シアターから少しだけ離れた場所にいます。以来、ベネディクトはこのキャラクターを、史上最も売り上げた6作品のうちの3作品(※)に出演したアイコンへと変えてみせました」とファイギ社長はスピーチを始めて、「君はいつだってこのキャラクターに絶大なポテンシャルを見出し、それにより、君はマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)におけるアンカーとなり、私たちをマルチバースというマッドネスで私たちを導く唯一の俳優となったのです」とベネディクトを称えた。

※歴代の興行収入ランキングで『アベンジャーズ/エンドゲーム』が2位に、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』が5位に、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が6位にそれぞれランクインしている。

画像: セレモニーに駆けつけたJ・J・エイブラムス監督(左)とケヴィン・ファイギ社長(右)。

セレモニーに駆けつけたJ・J・エイブラムス監督(左)とケヴィン・ファイギ社長(右)。

 続けて、ファイギ社長はMCU作品以外でベネディクトが演じてきたキャラクターたちにも触れた上で、「君はあらゆるアイコニックな役柄において素晴らしいが、私たちや世界中の多くの人々にとって、最初で最高の、最も偉大な唯一無二のドクター・スティーヴン・ストレンジとしてこの名誉にふさわしい」と賛辞を寄せた。

ベネディクト・カンバーバッチはウクライナへのサポートを呼びかけ

 一方、ベネディクトはこのセレモニーで、ロシアによる侵攻を受けているウクライナへのサポートを呼びかけている。

画像: ベネディクト・カンバーバッチはウクライナへのサポートを呼びかけ

 「今日という人生における誇らしい日に、この特別な場で、ウクライナで明白に起きていることや、ウクライナの人々、そして泥棒政治やその愚かな統治に反対し、この残虐行為の侵攻を妨げようとしているロシアの人々へのサポートについて言及しないわけにはいきません」と前置きした上で、「私たち全員にとって、今こそ、思いを馳せたり祈りを捧げたりすること以上のことをするべき時です」とベネディクトは語り、ウクライナのために行動を起こそうと呼びかけた。(フロントロウ編集部)

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