ベネディクト・カンバーバッチがウクライナへの連帯を表明
アカデミー賞の前哨戦として毎年注目される英国アカデミー賞(BAFTA)で、8部門でノミネートされ、作品賞と監督賞を受賞したNetflix映画『パワー・オブ・ザ・ドッグ』。
俳優のベネディクト・カンバーバッチが主演を務め、キルスティン・ダンストやコディ・スミット=マクフィーなどが出演する『パワー・オブ・ザ・ドッグ』は、『ピアノ・レッスン』でカンヌ映画祭史上、女性監督として初のパルムドールを受賞した歴史的名監督ジェーン・カンピオンの最新作。米モンタナ州で大牧場を経営する裕福で冷酷なフィル(ベネディクト)は、共同経営者である弟のジェシー・プレモンス演じるジョージが未亡人と極秘結婚していたことを知り、残酷な仕打ちを開始するというストーリー。
アカデミー賞でも作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞という主要部門のほか、脚色賞、美術賞、撮影賞などにノミネートされている『パワー・オブ・ザ・ドッグ』で主演を務めるベネディクトは、妻ソフィー・ハンターと共にBAFTAのレッドカーペットに登場。
ベネディクトはシンプルなスーツに蝶ネクタイを合わせたスタイルで登場したのだが、胸あたりには、ウクライナの国旗を彷彿とさせるイエローとブルーで作られたバッジが。
ベネディクトはウクライナへのサポートを日々訴えており、この日も「私たちは皆、バッジをつける以上のことをする必要があるのです。寄付をしたり、政治家に圧力をかけて、苦しんでいる人たちのために難民の安全や避難所を作り続ける必要があるのです。誰もができる限りのことをする必要があります」と米Sky Newsを通して世界中の人々に語りかけていた。
また、イギリス政府はウクライナ難民を一般家庭で受け入れることを国民に推奨しており、ベネディクトは「人々を家に受け入れるボランティアは過去最多となっており、私自身もその一員になりたいと願っています」と、自宅を貸すことを宣言。
ウクライナを支援するセレブたちはベネディクトだけでなく、BAFTAではベネディクトと同じく主演男優賞にノミネートされていたスティーブン・グラハムや、ジェシカ・プラマー、ミリー・マッキントッシュ、ジョン・ボン・ジョヴィの息子であるジェイク・ボン・ジョヴィなどがウクライナの国旗カラーのリボンやバッジを身につけ、ウクライナへの連帯を表明した。(フロントロウ編集部)