コリン・ファレルがペンギンに扮したままスタバに行った結果
映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』(以下『ザ・バットマン』)にペンギンことオズワルド・“オズ”・コブルポット役で出演する俳優のコリン・ファレルが、ペンギンの姿のままスターバックスに行ったときのことを米Colliderのインタビューで振り返った。
『ザ・バットマン』でコリンはペンギンになりきるために、ファットスーツ(※)を装着し、特殊メイクを施して、言われなければ誰だかわからないほど実際とはかけ離れたビジュアルに変身した。あまりの別人っぷりに、コリンの息子もビビっていたそうで、「(ペンギンに扮した)私を初めて見た息子はゾッとした様子でした」と米Extraのインタビューで明かしている。
※俳優などが太っているように見せるために身に着ける下着。
コリンによると、初めてペンギンに変身した日にメイクの完成度を確かめるために、スタジオの外に出ることにしたという。
「(ペンギンに)初めて変身した日、実験的にちょっと外に出てみたんです。場所はバーバンクで、(変身するまでに)6〜8時間くらいかかりました。10人か15人のチームでした。本当に楽しかったです。私はスターバックスに行って、ステビア甘味料を2つ入れたオートミルクラテというオズワルドらしくない飲み物を注文しました。数人がチラチラ見てきましたが、それは印象的な風貌だったからです」
結論から言うと実験は大成功。映画をご覧になった方はわかると思うが、かなりインパクトのある風貌なので、多少の注目は浴びたものの、コリンだということに気づいた人は誰ひとりとしていなかった。
ちなみに、以前は役作りで増量したり減量したりしていたというコリンだが、2021年にイギリスで放送されたドラマ『北氷洋』で役のために体重を増やした際に健康上のリスクが生じたのをきっかけに、「(健康を犠牲にするほど)俳優業は重要じゃない」と考えるようになり、『ザ・バットマン』ではファットスーツを着ることを選択したそう。(フロントロウ編集部)