『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』でハーマイオニーがマルフォイを殴るシーンの裏話を、エマ・ワトソンのボディダブルが明かした。(フロントロウ編集部)

ハーマイオニーがマルフォイを殴った、撮影秘話とは?

 映画『ハリー・ポッター』シリーズは、その心温まるストーリーで世代を超えて愛される不朽の名作となっている。

 そして、それぞれの作品を通してキャストたちの成長ぶりが見られるのも心温まる要素の1つ。1作目の『賢者の石』では幼い子供だったダニエル・ラドクリフやエマ・ワトソン、ルパート・グリントも、3作目の『アズカバンの囚人』頃にはティーンになり、『死の秘宝』の時にはもう大人!

 俳優およびキャラクターたちの成長にともない、その関係性も変化していった。『アズカバンの囚人』では、ハーマイオニーが好きなだけ勉強ができるようにマクゴナガル先生が手助けしていたり、トム・フェルトン演じるマルフォイのことを殴ったりと、もうみんなは“幼い子供”ではないんだなと感じさせる展開が多数あった。

画像: ハーマイオニーがマルフォイを殴った、撮影秘話とは?

 そんな印象的なシーンの1つであるハーマイオニーがマルフォイを殴る場面だが、じつはエマのボディダブルであるフリック・マイルズも同じシーンを撮影していたという。しかし彼女の映像は採用されなかった理由を、フリックがスコットランドのScottish daily expressに明かした。

 「私のパンチが全然ダメで、リアリティがなかったからカットされたんでしょうね。だから制作陣はエマのを残しました。私は本当に運動神経が良くなくて、それまでパンチをしたこともなかったですし。制作陣にただ“やってみな”と言われたので、私は“あぁ。オッケー”という感じでした。
 でも素晴らしいシーンですよね。私もあのシーンを撮影しましたし、エマもしました。そういうことはよく起きていました。私たち2人で同じシーンを撮影して、それを編集で組み合わせていたのです」

 さらに彼女は、“殴られた側”のトムの反応も振り返った。彼女によると、トムはこのシーンを喜んでいたそう。

 「私たちの手は彼(トム)の顔につくことはなく、彼にパスを出して、彼が反応するという感じでした。トムは気楽な人なので、楽しんでいましたね。マルフォイは素晴らしいキャラクターであり、現実のトムとは完璧に異なります。トムは本当に良い人なので(笑)。だからトムも、あのキャラクターがあのようなことになって、少し喜んでいたように思いますね」

 自分は殴られたフリをしなくてはならないのに、トム本人も、マルフォイが殴られて爽快! とはいえ、トムが本当に殴られていたわけではなかったこともファンにとっては一安心。

 ちなみに、トムはエマの初恋の人であることは有名。初恋の人を殴るフリをするというのは、どんな気分だったのだろうか。

(フロントロウ編集部)

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