ビリー・アイリッシュとフィニアスが第94回アカデミー賞の歌曲賞を受賞
日本時間3月28日に開催された第94回アカデミー賞授賞式で、『ドリームプラン』の「Be Alive」や『ミラベルと魔法だらけの家』の「Dos Oruguitas」、『ベルファスト』の「Down to Joy」、『フォー・グッド・デイズ』の「Somehow You Do」をしのぎ、ビリー・アイリッシュと兄で共作者のフィニアス・オコネルが映画『007／ノー・タイム・トゥ・ダイ』に提供した、「No Time to Die」が歌曲賞を受賞した。
グラミー賞の主要4部門全制覇を筆頭に、これまで数々のアワードでトロフィーを獲得してきた、ビリーとフィニアスという音楽界最強の兄妹だが、そんな2人にとってもアカデミー賞の受賞は今回が初めて。
ビリーが受賞スピーチの中で、「オーマイガー。信じられません。叫んでしまいそうです。『007』のファミリーに感謝しています」と、映画『007／ノー・タイム・トゥ・ダイ』のチームへの感謝を述べると、フィニアスは両親への感謝の思いを次のように語った。
「僕たちにとって常に最大のインスピレーションであり、僕らのヒーローであり続けてくれた両親に感謝したいです。2人のことを両親としても、人としても愛しています」。
世界を代表するトップアーティストとなった現在も、実家で暮らしながら主に家で楽曲制作を行なっているビリーとフィニアス。これまでに数え切れないほどのトロフィーを家に持ち帰ってきたはずだが、フィニアスはそれらを意外なものと一緒に飾っているという。
2人は授賞式に先立ってレッドカーペットで応じた米E!Newsとのインタビューの中で、“アカデミー賞のトロフィーを置くスペースはまだあるのですか？”という質問に答えており、ビリーは「スペースを空けるつもりですよ」と回答。
フィニアスも同様の回答をしたのだが、彼には先に移動させなければならないものがあるそうで、それはなんと、レゴブロック。「僕は棚からレゴを移動させないと」と回答したフィニアスに、インタビュアーが「グラミー賞のトロフィーの隣にレゴを置いているのですか？」とさらに訊くと、「ええ、同じ部屋に飾っていますよ」と打ち明けた。
まさかの、レゴブロックと同じ棚にトロフィーを飾っていることを明かしたフィニアス。アカデミー賞授賞式を終えて家に帰ったフィニアスは、受賞の喜びを噛み締めつつ、まずは棚からレゴを移動させることから取り掛かったに違いない。（フロントロウ編集部）
