ソフィア・カーソンがデビューアルバム『ソフィア・カーソン』をリリース
ディズニー・チャンネルのテレビ映画シリーズ『ディセンダント』でブレイクしたシンガーで俳優のソフィア・カーソンが、待望のデビューアルバム『ソフィア・カーソン』の日本盤CDを4月6日にリリースした。
2020年にはNetflix映画『フィール・ザ・ビート』や、新型コロナウイルスによる外出制限のなかで初めて撮影された映画としても注目を集め、マイケル・ベイがプロデュースした『Songbird(原題)』に主演するなど、俳優としても精力的に活動しながら、ソフィアはシンガーとしてのファーストアルバムとなる『ソフィア・カーソン』をついに完成させた。
ビヨンセやリアーナを手掛けたスターゲイトや、レディー・ガガやデュア・リパを手掛けたジャスティン・トランターなど、人気プロデューサー/ライターが参加した本作で、ソフィア本人も収録曲の半数以上の楽曲の歌詞を共作。ラブソングを中心に構成された本作は、セルフタイトルにも表れているように、まるでソフィアが綴った日記を読んでいるような、パーソナルな1枚に仕上がっている。
フロントロウ編集部では、ついにデビューアルバムをリリースしたソフィアにインタビュー。アルバムのコンセプトについてや、セルフタイトルに込めた思いなどについて訊いたほか、2022年中の公開が控えている、ソフィア自身がプロデュースと劇中歌のライティングにも携わった映画『Purple Hearts(原題)』についても話を向けた。
ソフィア・カーソンにインタビュー
デビューアルバム『ソフィア・カーソン』には、恋愛をテーマにした日記のような楽曲が多く収録されています。このアルバムのコンセプトについて教えていただけますか?
「私のアルバムを書いていた時、えっと、こうやって(私のアルバムと)言うのは違和感がありますね(笑)。私は1つの物語の始まりから終わりまでを書きたいと思ったんです。私は10歳か11歳の頃にソングライティングを好きになったのですが、愛についての物語を書きたいと思っていて。それで、1人の女の子についての物語を書きました。美しい恋に落ちて、その愛が粉々になってしまうのを目撃するのを余儀なくされながらも、それを乗り越えていく女の子の物語です。アルバムではそういうストーリーが描かれています」
このアルバムを『ソフィア・カーソン』というセルフタイトルにしたのはどうしてですか?
「幼い頃から、デビューアルバムをリリースすることを夢見ていたので、タイトルは何にしようかとずっと考えていました。たしか、12案くらいのタイトルが候補になっていた気がします。それで、いざアルバムの名前を決めるということになった時に、相応しいと思った唯一のタイトルが私の名前でした。なぜなら、私は自分の音楽は私自身を映し出していると思っていますし、これは私の初めてのアルバムでもあったので。『ソフィア・カーソン』と名付けるのがまさに完璧で相応しいと思いました」
そんなアルバムから最もパーソナルな曲を選ぶとしたら、どの曲になるでしょう?
「難しい質問ですね。多くの曲が、それぞれの意味でパーソナルな曲になっているので。最もありのままを晒け出したと言える曲を強いて挙げるなら、『Stay』と『Still Love You』でしょうか。でも、アルバム全体がすごくパーソナルなものになっていると言えますよ」
アルバムには唯一のスペイン語曲として「Cómo, Cuándo y Dónde(コモ、クアンド・イ・ドンデ)」も収録されています。ラテン・グラミー賞と協力して奨学金を提供することも発表されていますが、普段、ご自身のラテン系としてのルーツにはどのように向き合っていますか?
「私自身の一部ですから。私はラテンの文化に囲まれて育ちました。私はアメリカで生まれ、英語とスペイン語を話せるように育てられ、英語とスペイン語の両方の音楽を聴きますし、楽曲も英語とスペイン語の両方で書いています。なので、音楽に自分らしさを反映するために、このアルバムにスペイン語の曲も入れたいと思いました。最終的には完璧な曲が完成したと思っているので、みんなに聴いてもらうのが楽しみです」
2020年には俳優として『フィール・ザ・ビート』や『ソングバード』といった映画に出演し、今年は新作『Purple Hearts』の公開が控えています。シンガーと俳優としての活動はどのように両立しているのでしょう?
「(俳優とミュージシャンの)両方をできていることはとても幸運だと思っています。それが曲を通じてであれ、演じるキャラクターを通じてであれ、何よりもまず、自分はストーリーテラーだと思っているので。どうやって両立しているかというと、1度に1つのことしかしないという方法を取っています。映画をやる時は、息をして、ご飯を食べて、眠って、映画を撮る。音楽をやる時も、音楽にだけ取り組むようにしています。時々、両方が交わりそうになるタイミングもあって、そうなると少し大変になるのですが、その時はスケジュールを調整するようにしています。でも、(両方が重なっている)そういう時のほうがある意味ではやりやすいとも言えて。1年に2本か3本映画を撮るとしたら、その間の期間の数ヶ月を音楽に充てるという方法です。『Purple Hearts』はすごく楽しみです。この作品では、出演しただけでなく、プロデューサーも務めて、音楽を担当することもできたので。それまでに取り組んだことのなかったプロセスを経ることになりました。この作品では、最初に音楽を書いて、それから撮影に臨みました。すごくワクワクしていますし、早くみんなに観てもらいたいです」
インタビューのなかで、ソフィアは楽曲制作に取り掛かることが、いかにメンタルヘルスのバランスを整えることに繋がるかについても話してくれた。
「音楽はいつだって私にとってのセラピーでした。家にピアノがあるのですが、最近では、ピアノで曲を弾いたり曲を書いたりすると、とても心が落ち着くようになりました。私にとってはいつだってそういう存在でした。音楽も、ダンスも、リハーサルの時ですら、いざ歌い始めると不安が消え去っていくような心地がします。撮影のセットにいる時もそうです。芸術には何かそういう力があるのでしょうね。私はいつも、安らかな癒しを得ることができます。ご存知の通り、ハリウッドというのはクレイジーな世界ですが、歌っている時には、世界に静寂が訪れるような心地になれるのです」
<リリース情報>
ソフィア・カーソン
デビューアルバム『ソフィア・カーソン』
デジタル配信中
日本盤CD 発売中
UICH-1018 ¥3,630 (税込)
<超豪華収録内容の日本盤CD>
■日本のファンに向けたソフィア直筆プリントメッセージ(対訳付き)
■来日時の写真含むソフィアが自らピックアップした写真を多数掲載
■ボーナス・トラックとして過去の人気シングル7曲を追加収録
■ここでしか見れないソフィアのインタビュー入り解説付き
■全曲歌詞・対訳付き
(フロントロウ編集部)