ブルース・ウィリス、俳優引退
映画『ダイ・ハード』シリーズや『パルプ・フィクション』、『アルマゲドン』、『シックス・センス』など、数々の映画に出演してきた俳優のブルース・ウィリスが、いくつかの健康問題を抱えていることと、失語症の診断を受けたことで、俳優業を引退することを発表した。
ブルースの症状は撮影中にも確認されていたそうで、2021年の映画『アウト・オブ・デス』のマイク・バーンズ監督は、撮影現場でブルースの状態が良くないことに気がつき、彼のセリフを短くしたことを米LA Timesに明かしている。また、バーンズ監督はその後、今年全米公開予定の『The Wrong Place(原題)』でもブルースを起用したが、彼の症状が悪化していることを理解し、ブルースとはもう一緒に仕事をしないと決めていたという。監督は、「彼が休息を取ることに安心しています」と話した。
そんななか、ブルースと共演した俳優たちがブルースへの愛のメッセージを送っている。
『パルプ・フィクション』のジョン・トラボルタ
「ブルースと私は、私たちの最もヒットした作品2つを一緒にやったことで、良い友人になりました。『パルプ・フィクション』と『ベイビー・トーク』です。その数年後に、彼は私に、『ジョン。知っておいてほしいんだが、君に何か良いことが起こると、それが自分にも起こってる感覚になる』と言ってくれました。彼の心はそれほど広い。ブルース、愛してるよ」
『シックス・センス』のハーレイ・ジョエル・オスメント
「最初はスクリーンを通して、そして素晴らしい幸運のおかげで個人的に、自分がつねに尊敬してきた人のことを語るときに正しい言葉を見つけるのは難しいことです。彼は僕たちの生活を、半世紀ほどにもなる1つのキャリアで豊かにしてくれた伝説の人。僕が直接目で見ることができた物事や、彼が僕たちが何年も楽しめるように作り上げてくれた作品に心から感謝しています。ブルースや彼の家族が、彼ららしい勇気と志を持って進もうとしている時に、彼らへの尊敬と深い称賛を示したかったんです」
『シックス・センス』のM・ナイト・シャマラン監督
「兄弟であるブルース・ウィリスに、私からの愛と敬意を。彼の素晴らしい家族が、支援と強さを持って彼を見守っていることを知っています。私が子供の頃に壁に貼っていたポスターのヒーローが彼であることは一生変わらない」
All my love and respect to my big brother Bruce Willis. I know his wonderful family is surrounding him with support and strength. He will always be that hero on that poster on my wall as kid.
— M. Night Shyamalan ⌛ (@MNightShyamalan) March 31, 2022
『エクスペンダブルズ』のシルベスター・スタローン
「僕たちは長い付き合い。君と、君の素晴らしい家族のために心から祈ります…」
『REDリターンズ』のアンソニー・ホプキンス
「君と一緒に働いたことは、私の人生のなかで特別な時間でした。君と君の家族に愛と祈りを」
『ミスター・ガラス』のサラ・ポールソン(ブルースの娘ルーマー・ウィリスのインスタグラムにコメント)
「私にとって彼は素晴らしい演技のパートナーでしたし、彼は最も素晴らしくて、優しくて、面白い人。私のなかで彼は最高」
(フロントロウ編集部)