ユニバーサル・スタジオ・ハリウッドで、11名の来園者がアトラクションから救出される出来事があった。(フロントロウ編集部)

米ユニバでアトラクションが緊急停止

 世界のユニバーサル・スタジオのなかで最も早くに開業されたテーマパークであり、一方で、映画制作・配給会社であるユニバーサルの実際の映画制作スタジオとして現在も使用されているユニバーサル・スタジオ・ハリウッド。そんなユニバーサル・スタジオ・ハリウッドで、来園者がアトラクションから救出される出来事があった。

 この出来事が起こったのは午後の3時45分頃のことで、来園者が『トランスフォーマー』のアトラクションを楽しんでいる最中に乗り物が停止。消防に連絡が入り、現場に駆けつけた消防隊員によって11名が救出されたという。けが人は報告されていない。

 日本でも、大阪にあるユニバーサル・スタジオ・ジャパンで2021年10月、2022年1月に稼働中だったジェットコースターが緊急停止し、取り残された乗客が避難したことは記憶に新しい。10月は停電、1月は異常を検知するセンサーの作動が原因だったが、今回のユニバーサル・スタジオ・ハリウッドも停電が原因だったと報告されている。

 現在は電力は復旧しており、米NBCによると現場は1時間ほどで平常に戻ったという。また、閉園という対応もなく営業は続けられた。今回の停電では、『トランスフォーマー』のアトラクションのほかに、『ハリー・ポッター』のアトラクションの1つも影響を受けたと発表されている。映画制作スタジオのほうになんらかの影響があったかどうかは発表されていない。

 アトラクションが稼働中に緊急停止と聞くと恐怖を感じるが、一方で、緊急停止は惨事を防ぐために取られる対応。アメリカのフロリダ州にあるユニバーサル・スタジオ・フロリダでは、2019年にアトラクションが緊急停止する出来事があったが、ユニバーサル・スタジオ側は、「安全な場所で停止するという、正しいアクションがとられました」という安堵の声明を発表していた。

(フロントロウ編集部)

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