映画『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』の“一部シーン”が中国でカットされたことが明らかに。削除されたシーンの気になる内容は?(フロントロウ編集部)

※この記事には公開中の映画『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』のネタバレが含まれます。ご注意ください。

『ファンタビ3』の一部シーンが中国でカットされる

 主演のエディ・レッドメインが来日するなど、日本で盛り上がりを見せる映画『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』の“一部シーン”が中国でカットされたことが明らかになった。

 上映時間142分のうち、削除されたのはわずか6秒。編集されたセリフは、映画『ハリー・ポッター』シリーズでもおなじみのダンブルドア(ジュード・ロウ)と“史上最悪の魔法使い”と称されるグリンデルバルド(マッツ・ミケルセン)のロマンスを暗示させるものだったという。米Varietyは、カットされたのは「because I was in love with you(なぜなら、私は君に恋をしていたから)」と、「the summer Gellert and I fell in love(ゲラートと私が恋に落ちた夏)」というセリフだったと伝えている。

 原作者のJ.K.ローリング氏は、2009年にダンブルドアが同性愛者であることを明らかにしているが、シリーズ3作目となる『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』まで、キャラクターのセクシャリティに明確に言及したことはなかった。

画像: 『ファンタビ3』の一部シーンが中国でカットされる

 Varietyによると、映画を製作するワーナー・ブラザースは中国からの要請を受け入れ、当該のシーンをカットしたが、ダンブルドアとグリンデルバルドが特別な絆で結ばれていることを含む他の部分はそのままだそう。

 今回の件に関して、ワーナー・ブラザースは「スタジオとして、私たちはリリースするすべての映画の整合性を保護することを約束します。それは、市場のさまざまな要因にきめ細かく対応するために、微妙な差異をカットをしなければならない状況にも及びます。私たちの願いは、クリエイターがリリースした作品をそのまま全世界で公開することですが、各地域の事情に合わせて小さな編集を行なうことはこれまでにも多々ありました。『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』では、6秒のカットが求められ、ワーナー・ブラザースは現地の要求に応えるためにその変更を受け入れました、映画の精神はそのままです。私たちは、世界中の観客にこの映画を見て楽しんでもらいたいと思っています。このような細かい編集があっても、中国の観客に体験してもらうことが重要なのです」と、Varietyにコメントを寄せている。(フロントロウ編集部)

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