18歳の誕生日を迎えたミリー・ボビー・ブラウン
今年の2月19日に18歳の誕生日を迎えた俳優のミリー・ボビー・ブラウン。5月27日には、自身が主演を務めるNetflixのオリジナルシリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン4のVol.1の配信が控えるなど、俳優として多忙な日々を送るミリーは、そうした日々の中で、18歳なら誰しもが通るような大人への移行期間を乗り越えることに苦労しているという。
今回、ポッドキャスト『The Guilty Feminist(原題)』に出演したミリーは、その中で、「私はあらゆる18歳の人たちと同じことを経験しています。大人への道のりを歩み、交際や友情を育むといった、あらゆることです。誰かに好かれることや、環境に馴染もうとすることは苦労が多いですが、それと同時に、自分自身のことを理解しようとしています」と、18歳になった心境についてコメント。
その上で、「言うまでもなく、(一般的な18歳と)唯一異なるのは、私はそれを公衆の目前でしているということです」と続けて、有名人として多くの人々に見られながら大人になることに苦労していると打ち明けた。
成人になったことで性的消費がエスカレートしたとミリー・ボビー・ブラウン
子役としてキャリアをスタートさせ、12歳で『ストレンジャー・シングス』の主役に抜擢されたミリーは、16歳だった時に自分が「性欲の対象」にされることを批判したこともあったが、性的に消費されるという「打ちのめされるような」状況は今も変わっていないどころか、自身が現在の拠点にしているアメリカの多くの州で成人と見なされる18歳になった途端に、そういった状況はより一層エスカレートしたと『The Guilty Feminist』に話す。
「18歳になってからのここ数週間は、そういうものをより多く経験するようになりました」とミリーは語っている。「(18歳になってからは)間違いなく人々の振る舞い方と、メディアやソーシャルメディアでのリアクションが変わったのを感じます」と、成人した途端にメディアやSNSで性的に消費されるのを目にする機会がさらに増加したことを明かして、そうした現状について「気持ち悪いです」と強い言葉で苦言を呈した。
『ハリー・ポッター』シリーズで知られるエマ・ワトソンも以前、18歳になって成人した途端に性暴力被害に遭ったと打ち明けたことがあるが、ミリーもまた、自分のように性的消費の被害に遭っている女性は大勢いるとして、「世の中で、いかに若い女性たちが性的に見られているかを如実に示していると思います。私はそうしたものに向き合ってきましたが、これまでずっと向き合ってきたかのようにも感じます」と警鐘を鳴らした。
番組の中で、ミリーは、かつて授賞式にローカットのドレスを着て行ったことで一部メディアの「餌食になった」体験も振り返っており、「『これって本当に私たちが話題にすべきこと?』と思いました。私たちが話題にすべきは、授賞式にいた素晴らしい人たちや、そこに集まっていた才能、そして、私たちが代表している人たちのことでした」と、授賞式そのものよりも自分の露出を話題にしたメディアのあり方を批判した。(フロントロウ編集部)