マクドナルドのアイスクリームに含まれる成分について、アメリカで嘘の情報が拡散された。マクドナルドが否定している。（フロントロウ編集部）
マクドナルドのアイスは犬に危険？
アメリカで過去数週間のうちに、マクドナルドのアイスクリームは犬に有害だとする投稿がインターネット上に多数投稿され、拡散されている。それらの投稿が主張した理由は、マクドナルドのアイスクリームは甘味料のキシリトールを含んでいるからというもの。
人間はキシリトールを食べることができ、キシリトールは虫歯予防効果でも有名だが、犬がそれを食べてしまうと危険で、昏睡状態に陥る可能性もある。今回拡散された投稿のなかには、「キシリトールは犬に有害で、1時間で犬を殺す」ため、マクドナルドのアイスクリームを食べさせないようにと警告するものもあった。
しかしこのたび、米マクドナルドはFactCheck.orgに対して、同社のアイスクリームやそのコーン、そしてその他のデザートすべてにキシリトールは含まれていないと明確にした。
ペットを守ろうとすることは重要だが、米マクドナルドのアイスクリームにキシリトールが含まれているというのは事実ではない。
ペットにアイスクリームを食べさせるのは？
今回拡散された点は問題なかったとはいえ、アイスクリームは犬には高カロリーすぎたり、乳製品が得意でない犬もいたりするため、食べさせるのは推奨される行為ではない。
また、アイスクリームはチョコレートやナッツ類が含まれていることも多い。チョコレートは中毒症状を引き起こす可能性があり、ナッツ類もマカダミアナッツはとくに危険であることは知られているが、その他のナッツ類であっても消化に悪い、カロリーが高い、味付けによっては危険があるといった理由から避けたほうが良いとされている。
（フロントロウ編集部）
