ジェニファー・ロペスら制作陣が映画をナビゲート
映画『マリー・ミー』で世界的歌姫キャットを演じるジェニファー・ロペスは、「キャットは世界的スーパースター。力強くてたくましいの。スターだけど普通でもあるの。家庭を持ちたいと思う、一般的な女性なの」と、世界中の憧れの存在である一方で、ただ愛する人と結ばれることを夢見る、誰もが共感出来る等身大のキャラクターであるキャットについて解説。
そんなキャットは、物語冒頭でマルーマ演じる婚約者バスティアンとのライブ結婚式直前にバスティアンの浮気が発覚し、婚約を解消。失意のどん底のなか、そのままステージ上から新たな婚約者を逆指名!そんなキャットの新たな恋のお相手に選ばれたバツイチの数学教師チャーリーは、まるで生きる世界が違うキャットに戸惑いを感じながらも次第にキャットの人柄に惹かれていく。ただ、チャーリーを演じたオーウェンが「でもチャーリーはスターの世界で葛藤している」と語るように、映像では互いに距離を感じ、すれ違っていく2人の姿も…。
世界や立場の大きく違う2人の恋の行方はどのように描かれていくのか? プロデューサーを務めたエレイン・ゴールドスミス=トーマスは、「観客に希望を与えたいの。ロマンティックなね」と、ロマコメ好きとしては期待が高まるコメントを寄せている。
恋愛映画あるあるがたっぷりの王道ロマコメ
『マリー・ミー』には、ロマコメの名作をオマージュしているかのような“恋愛映画あるある”がたっぷり含まれている。
スーパースターがバツイチの一般人男性に逆プロポーズをするストーリーは、『ローマの休日』や『ノッティングヒルの恋人』を彷彿とさせ、その他にも、キャットとチャーリーの2人が初めての本格的な“デート”をするシーンでは、キャットが自分のプロムに行けなかったという流れで、『すてきな片想い』や『プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角』のダンスシーンを思い出させるような衣装の演出も。
衣装担当のキャロライン・ダンカンは「彼女はポップスターとしてではなく、もう少し空想的で、何年も前の自分のプロムで着てみたかったようなドレスを着る。透け感のあるピンクで、甘く希望に満ちたベビーピンク。これは彼女がチャーリーの世界に溶け込もうとする試みなの。裾のギザギザや切りっぱなしなど、ロックンロールの要素も加えて、ポップスターでありながら、ノスタルジックで甘く、ロマンティックなルックに仕上げた」と説明した。
ロマコメ好きなら誰でも知っている“恋愛映画あるある”はもちろん、SNSのような新時代の恋愛事情、さらには、劇中の楽曲をセレクトしてオリジナルソングも書き下ろしたジェニファー・ロペスらによるハイクオリティの歌唱パフォーマンスまでもがぎゅっと詰まった本作は、2022年を代表するロマコメ映画になるはず。『マリー・ミー』は4月22日全国公開。(フロントロウ編集部)