元恋人が逮捕された経験があるアン・ハサウェイは、現在の夫であるアダム・シュルマンに出会った時にトラストイシューはあった? 当時の思いとは。(フロントロウ編集部)

アン・ハサウェイ、騒動後の恋愛の始まりは?

 映画『プラダを着た悪魔』や『マイ・インターン』などで知られるアン・ハサウェイは、夫アダム・シュルマンとの仲睦まじい姿も人気で、現在では2人の子供をともに育てている。約4年の交際を経て2012年に結婚したアンとアダムは今年で結婚10周年のアニバーサリーで、10年が経っても、4人家族になってもラブラブなおしどり夫婦である2人は多くのファンの憧れ。

 しかし、アンにとって恋愛は簡単なものではなかった。彼女は2004年から2008年までラファエロ・フォリエリと交際していたが、彼は数億円ものお金を投資家などから騙し取り、詐欺やマネーロンダリングなど14件の罪状で2008年に有罪判決をうけた。

 恋愛において、相手のことが信じられないという問題を抱える人は少なくはない。英語では、恋愛にかぎらず、人を信用できないという問題をTrust issue(トラストイシュー)と呼ぶが、2013年に英Harpers bazaarがアンにトラストイシューはあったかどうかと質問。しかしアンは、アダムを“信じることを選んだ”と明かした。

画像: アン・ハサウェイ、騒動後の恋愛の始まりは?

 「う~ん…。これについて話したことはほとんどないんですが、でも夫に対して本当に正直でいました。彼に会った2回目の時から、彼は私の一生の人だと分かっていました。そしてまた、彼には最悪な時期に会いました…。彼のために信じるという冒険をすることにしたのです。(彼には)『私は信じる。私は信じる必要があるから。私に起こったことは例外的なことで、ルールじゃない。人間は良いもので、あなたは良い人。なぜなら私にはそう感じるから。私は今は良い段階にはいないけど、これをやっていく』と話しました。そして彼が私を傷つけたことはありません」

 ラファエロとの経験は割り切り、アダムのことを信じたというアン。とはいえ、交際の初めの頃に不安を感じること、とくにひどい恋愛経験の後に不安を感じるのは無理はないこと。しかし2人の関係や彼女自身の不安は、時間が解決の役に立ったよう。

 「そして私は正しかった。それは怖かった。でも日々を過ごしていき、それはより良くなっていきました。彼に見つけた愛は、私がもっと人を信じられるようにしてくれたし、私がどんな人間になったかを見ることになりました。(ラファエロとの)あの数年で私は自分のことを見失いましたが、(アダムと出会って)私は自分がどのような人物になっているのかを見始めたんです…」

 そんな思いを語り、「それは物事が難しく、見苦しくなった時でもあります。自分を許すという」と続けたアンは、そこで涙を流し始めたという。恋愛や親しい人間関係において何かがあった時に、自分を責めてしまうことはあるもの。ラファエロの事件の後には、アンの家族も彼女を全力でサポート。アンの父親が、彼女の友人である俳優のザック・ブラフをラファエロと見間違えて殴りかけたという珍エピソードもある。

 誰かから何かつらいことをされると、その後、まったく関係ない別の相手との関係にそれを引きずってしまうことは多い。それを自らやらないと決断して実行できたことには、多くの精神力が必要だったはず。そんな背景があるからこそ、アンが今アダムと幸せな生活を送っていることは嬉しい限り。

(フロントロウ編集部)

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