ウィル・スミスの妻であるジェイダ・ピンケット・スミスが、自身がホストを務める番組『Red Table Talk(原題)』で、アカデミー賞授賞式でウィルがクリス・ロックをビンタした騒動について口を開いた。(フロントロウ編集部)

ジェイダ・ピンケット・スミスが夫ウィル・スミスのビンタ騒動に触れる

 ウィル・スミスが今年のアカデミー賞授賞式でプレゼンターのクリス・ロックをビンタした騒動に揺れる中、ウィルの妻であるジェイダ・ピンケット・スミスが子どものウィロー・スミスらと共に司会を務める番組『Red Table Talk(原題)』の新シーズンが放送されることが発表された。

画像: ジェイダ・ピンケット・スミスが夫ウィル・スミスのビンタ騒動に触れる

 ビンタ事件が起きたのは、クリス・ロックがアカデミー賞授賞式で長編ドキュメンタリー映画賞を発表するためにステージに立った時で、クリスはこの時にウィルの妻であるジェイダの坊主をジョークに。ジェイダは脱毛症に悩まされており、それが理由で2021年から坊主頭にしているのだが、その事実をクリスが知っていたかどうかは本人の口から明かされていない。

 ジェイダは騒動後、インスタグラムに「今は癒しの時期で、私はそのためにここにいます」と意味深なメッセージを投稿して、騒動についてそれとなく触れていたが、今回、自身が共同司会を務める『Red Table Talk』の新シーズンが始まるにあたり、番組で騒動について触れた。

家族として「癒し」に取り組んでいると報告

 今回、『Red Table Talk』の新シーズンより、俳優でシンガーのジャネール・モネイをゲストに迎えた最初のエピソードが公開されたのだが、番組の冒頭にはビンタ騒動についての声明が表示され、そこには次のように綴られていた。

 「ここ数週間で起きたすべてのことについて、スミス家は心からの回復に取り組んでいます。回復の過程で発見したいくつかについては、その時がくればこのテーブルで共有されます。それまでは、今日の素晴らしい最初のゲストがくれるような、パワフルで刺激的で、癒しを得られるような発言を提供することを続けていきます」

画像: (左から)ジェイダ・ピンケット、ウィロー、ウィル、ジェイデン、トレイのウィル一家。

(左から)ジェイダ・ピンケット、ウィロー、ウィル、ジェイデン、トレイのウィル一家。

 家族として、ビンタ事件からの「癒し」に取り組んでいることを報告し、然るべき「時がきたら」番組で共有することを約束したジェイダ。今回の番組では、騒動については冒頭のメッセージで触れられたのみで、番組内のトークでは話題に上がらなかった。

 ウィルは事件後、クリスに対して声明で正式に謝罪し、アカデミー賞を運営する団体である映画芸術科学アカデミーからの退会を自ら申し出。その後、映画芸術科学アカデミー側はウィルに対し、この先10年間、アカデミーに関連するすべてのイベントや番組への参加を禁止することを発表した。一方で、ビンタの被害者となったクリスは、この件に対する被害届は出しておらず、騒動については自身の公演で「金をもらうまでその話はしない」とジョークを飛ばすに留まり、声明は発表していない。(フロントロウ編集部)

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