『ロード・オブ・ザ・リング』も『マトリックス』も断っていたニコラス・ケイジ
ハリウッド屈指の人気個性派俳優として知られ、4月22日には、主人公としてまさかのニコラス・ケイジ役を演じることが大きな話題になっている新作映画『The Unbearable Weight of Massive Talent(原題)』の全米公開が控えている俳優のニコラス・ケイジ。
映画『コン・エアー』や『フェイス/オフ』などの出演作で知られる彼だが、過去には、彼の出演作のラインナップに、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズや『マトリックス』シリーズといった大ヒット作も加わる可能性もあったという。
ニコラス・ケイジが断ったのは息子との時間を優先するため
ニコラスは、映画ファンの中でイメージとして形成されてきた“架空のバージョンのニコラス・ケイジ”を自身が演じる映画『The Unbearable Weight of Massive Talent』の公開に先立って応じた米Peopleとのインタビューで、架空ではない“現実世界のニコラス・ケイジ”についてコメント。
その中で、「まず最初の前提として、現実の世界には、自分の子供たちと一緒の時間を過ごすことを望まないバージョンのニコラス・ケイジは存在しません」と、自身は仕事よりも家族との時間を大切にしていると語った。
「自分のキャリアよりも家庭を優先しなかったバージョンのニコラス・ケイジは存在しないということです」と強調したニコラスは、「私は『ロード・オブ・ザ・リング』も『マトリックス』も、3年もニュージランドに行きたくない、あるいは3年もオーストラリアに行きたくないという理由で断りました」と、撮影のために遠い異国の地に長期間滞在したくないという理由でいずれの大作への出演も断ったことを明かして、次のように続けた。
「なぜなら、私は自宅で息子のウェストンと一緒にいる必要があったから。それが事実です」
5度の結婚歴があるニコラスは、元妻であるクリスティーナ・フルトンとの間にウェストンを、同じく元妻でるアリス・キムとの間にカル=エルをそれぞれもうけており、現在の妻である日本人のシバタ・リコはニコラスとの第1子を妊娠している。
子どもと一緒にいたいという理由で、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズや『マトリックス』シリーズといった大ヒット作への出演を断っていたというエピソードからは、ニコラスの家庭思いな一面が伝わってくる。(フロントロウ編集部)