4月は性的暴行意識月間であることから、ラッパーのカーディ・Bが性的暴行への意識を高めるよう呼びかけている。(フロントロウ編集部)

4月は性的暴行意識月間、カーディ・Bが声をあげる

 4月が性的暴行意識月間(Sexual Assault Awareness Month)であることにちなんで、ラッパーのカーディ・Bが自身のSNSのフォロワーに性的暴行への意識を高めるよう呼びかけた。

 性的暴行とは、明確な同意なしに行われる性的接触や行動のことで、「性行為を強要する」、「許可なく服の上もしくは下から体を触る」、「性的なものを見たり、共有したりすることを強要する」など、これらはすべて性的暴行に当てはまる。アメリカの疾病対策予防センター(CDC)によると、女性の3人に1人、男性の4人に1人が生涯で性的暴行を経験し、性的暴行のリスクが最も高いのは12歳から34歳のあいだだという。

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 カーディは、「もうすぐ4月が終わるけど、今月が性的暴行の啓発月間であることをお忘れなく。ノーはノーという意味だからね!何を着ていようと、誰であろうと、男であろうと女であろうと関係ない。被害者のあなたが恥を感じる必要はない。恥を知るべきは加害者であるモンスター。そして、親として子供たちのことを忘れてはならない。イカれたやつらは保育園や学校、いたるところにいる。幼いうちから、誰もあなたの体に触れてはいけないということや、誰かに何か不快なことをされたらママとパパに遠慮なく言うように教えてあげて」とツイート。

 さらに、カーディはインスタグラムでも、「4月だから(=性的暴行意識月間だから)性的暴行について話をしなきゃいけない。認識を高めることは、それを止めるための鍵になる。女性も子供も男性も沈黙を強いられるべきじゃないし、実体験を話すことに恥ずかしさを感じる必要はない。(罪を犯した)イカれたやつらに責任を負わせるべき。声を出していいんだよ!自分自身と子供たちも守るためにも、ママとパパにはなんでも話すってことを親が教えてあげないと。世間にはイカれたやつらがいっぱいいるから、私は毎日、子供たちや家族、友人のために祈ってる。でも知ってる?1人が声を上げることで、他の人たちが自分たちは1人じゃないんだと思えるようになるんだよ」とメッセージを発信している。

 ちなみに、カーディも子供たちに教えることが大切だと言っていたが、性被害や虐待を防ぐ鍵となるのが「ボディ・オートノミー(からだの自己決定権)」。子供たちに“自分の身体は100%自分のものであり、自分が不快だと感じることにはNOと言う権利がある”と教えることが、性被害を減らすことや、性的虐待被害の発覚に貢献するとして、近年、欧米を中心に子供との対話に取り入れている親が増えている。(フロントロウ編集部)

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