ニコラス・ケイジが芸名にした理由を語る
映画『ナショナル・トレジャー』シリーズなど、これまでに数々のヒット作で主演を務めてきた俳優のニコラス・ケイジが、本名で活動するのをやめた理由と、芸名として使用しているラストネームの「ケイジ」の由来を米Wiredのインタビューで明かした。
ニコラスの映画デビュー作である映画『初体験/リッジモント・ハイ』(1982年公開)は、彼が本名のニコラス・コッポラ名義で出演した唯一の作品であり、以降、ニコラスはコッポラではなく「ケイジ」というラストネームを名乗るように。そのワケはコッポラという“偉大な名前”にあった。
ご存じの方も多いと思うが、ニコラスの叔父は『ゴッドファーザー』や『地獄の黙示録』などの作品で知られる映画界の巨匠フランシス・フォード・コッポラ監督である。そのせいでニコラスは『初体験/リッジモント・ハイ』に出演した際、コッポラ監督が手がけた作品と絡めたジョークで共演者からイジられまくったそうで、それに嫌気が差して改名を決意した。
ニコラスによると、当時好きだったマーベルコミックスの人気ヒーローとアメリカの音楽家のラストネームがどちらもケイジ(ケージ)で、ニコラスという名前と組み合わせたときの相性も良かったことから、現在のニコラス・ケイジという芸名が誕生。「僕の好きなキャラクターであるマーベルコミックスのパワーマンことルーク・ケイジと、前衛的な作曲のジョン・ケージ(※英語のスペルは同じCage)から取ってつけたものです。(この芸名は)それ以来、私がやってきたことをすべて物語っています」と語った。
ちなみに、ニコラスの芸名の由来となったルーク・ケイジは、過去にNetflixで人物と同名のタイトルがつけられたドラマ『ルーク・ケイジ』が制作されたことがあり、同じくNetflixのドラマ『ザ・ディフェンダーズ』にもメインキャラクターのひとりとして登場する。(フロントロウ編集部)