『ウォーキング・デッド』スピンオフをめぐって、ダリル役のノーマン・リーダスが攻撃される事態に。ニーガン役のジェフリー・ディーン・モーガンも「最低だ」と苦言。(フロントロウ編集部)

『TWD』スピンオフをめぐってノーマン・リーダスが責められる事態

 現在、オリジナルシリーズが最終章を迎えたドラマ『ウォーキング・デッド』だが、3本の新しいスピンオフシリーズの制作が進められている。そのうちの1つは、ノーマン・リーダスが演じるダリルと、メリッサ・マクブライドが演じるキャロルがメインキャラクターとして決定していたが、今夏に行なわれる撮影の場所がヨーロッパとなったことで、メリッサが離脱。また、ショーランナーも、オリジナルシリーズを手掛けてきたアンジェラ・カンから、ドラマ『ER緊急救命室』などで知られるデヴィッド・ザベルへバトンが渡された。

 そして、メリッサの離脱に納得のいかない一部のファンから、なぜかノーマンが攻撃される事態になっていた。それをうけて、『ウォーキング・デッド』が公式にコメントを発表している。

 「以前発表されていたダリルとキャロルのスピンオフに関する今週のニュースに対する反応について話をさせていただきたいと思います。ノーマン・リーダスは、彼が関与していない決定について、ソーシャルメディアで不当にターゲットにされており、攻撃されています。
 メリッサ・マクブライドは、(撮影のために)ヨーロッパに移住することが現実的に不可能なため、同シリーズへの参加を断念しました。この残念な結果に対するネガティブな感情や怒りを、ほかのまったく関係のないキャストに向けることは不適切です。
 キャロルは愛されており、重要なキャラクターです。私たちは、広がり続ける『ウォーキング・デッド』ユニバースのなかで、メリッサだけが描くことができるキャロルの物語をファンの方々がふたたび見られる方法を模索しています。ファンの方々は、『ウォーキング・デッド』ファミリーを支える力であり、これからもそうです」

 また、ニーガンを演じるジェフリー・ディーン・モーガンも、ノーマンへの攻撃に苦言を呈した。

 「一部のファンは行き過ぎだ。有害。ノーマンが何をできるわけでもないことについて、彼を攻撃するのか?メリッサは、彼女1人で決断した。彼女は休暇を求めている/必要としている。それを尊重すべき。 理由など細かいことは詮索するべきではない。ノーマンは他の誰よりも君たちファンに捧げてきた。ただただ最低だ」

 また、彼は別のツイートで、俳優が撮影地を選ぶことはほとんどなく、ストーリーラインやアイディア、そして予算に基づき制作スタジオや放送局によって決められると明言し、撮影地がヨーロッパに変更になったことについてノーマンを責めるのはお門違いだとした。

 ジェフリーが言及したように、ダリルのスピンオフが撮影地変更となったのにはストーリーラインが関係していると予想されており、本シリーズは、『ウォーキング・デッド:ワールド・ビヨンド』の最終回に繋がる展開となるのではないかと見られている。

(フロントロウ編集部)

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