キム・カーダシアン率いるカーダシアン家の新リアリティ番組『カーダシアン家のセレブな日常(原題:THE KARDASHIANS)』がディズニープラスのスターで配信開始。この番組を、ただのお騒がせリアリティ番組だと思ったら大間違い。(フロントロウ編集部)

視聴者をエンパワーするカーダシアン家らしさ

 『カーダシアン家のセレブな日常』は、セレブ一家カーダシアン家のプライベートとキャリアをカメラが追ったリアリティ番組。カーダシアン家はもともとE!で2007年から放送されていたリアリティ番組『カーダシアン家のお騒がせライフ』に約14年出演していたが、カーダシアン家がディズニー傘下のHuluと新しく契約(契約額は9桁、つまり約130億円以上というウワサ)したことで2021年に放送終了となり、2022年4月からHulu(日本ではディズニープラスのスター)で『カーダシアン家のセレブな日常』の配信が始まった。

画像: 視聴者をエンパワーするカーダシアン家らしさ

 カーダシアン家は、アリアナ・グランデやアデル、ジェニファー・ローレンスなど多くのセレブもファンだと公言する一家だが、新番組の第1話は、視聴者が惹きつけられるカーダシアン家の魅力が感じられる内容だった。

 まず、自分の行動を自信を持って認めることを重んじるところはカーダシアン家の魅力。英語には“own it/owning it”というフレーズがあり、これには、何かを自信を持って認めるという意味があるが、カーダシアン家はたびたび“you have to own it(自信を持って認めなきゃ)”と発言する。ゴシップ誌の常連で何かと世間から批判を受けやすいカーダシアン家だが、“恥じるならやるな、やるなら恥じるな”精神が強いため、番組内で姉妹たちが世間を騒がすさまざまな議題についてきっぱりと本音を言う。他人の批評を気にせずに、自分が正しいと思った道を恥じずに進むこの姿勢には学ぶが多い。

 カーダシアン家は正直さに対するこだわりもレベル違い。人生では正直でいるのが難しいことは多い。しかし、言うのが気まずくても、聞いていて気まずくても、本当のことを言うのがカーダシアン家のルール。家族でもそれは…と思うようなことでもドストレートに伝えるのは見ていて爽快。時に残酷なまでの正直さが通用するのも、家族の間に深い信頼関係があるからこそ。そしてこの正直さが、リアリティ番組である番組のエンターテイメント性を高めている。

 カーダシアン家は何でも相談する家族でもある。家族内だけでなく、信頼を置く友人やスタッフを相手にオープンに語り合う。悩みがあるときはアウトプットするだけでもストレス発散になるが、話した相手からの意見が新たな視点を生むこともある。話すだけでは問題解決にはならないかもしれないが、ストレスを抱えるなかで、相談するという行為の大きさが伝わる。

 そして彼女たちの勤勉さも忘れてはならない。“働かざる者食うべからず精神”が強いカーダシアン家。とくに、家族の道を切り開いてきたキムの勤勉ぶりは抜きんでており、KKW BeautyとSKIMSというオリジナルブランドを展開しながら、番組出演やインタビューをこなし、4人の子供を育てながら、弁護士になるための勉強もしているキムのスケジュールは殺人的。カーダシアン家はよく「プライベートを切り売りしているだけ」「何をしているのか分からない」と言われることが多いが、ただリアリティ番組に出るだけでディズニーとウン百億円の契約ができるワケもなければ、下着に自分の名前をつけただけで1分で1億円が売れるような成功が手に入るワケもない。すべての背景には、自分が関わるものを製造からマーケティングまで細かくディレクションしている姉妹がおり、番組では彼女たちの仕事に対する強いコミット精神が見られる。

 ただのお騒がせ家族と誤解されがちなカーダシアン家だが、実際は、見習いたいところがたくさんある敏腕ビジネスウーマン姉妹たち。エンパワーされるエンターテイメント番組、『カーダシアン家のセレブな日常』はディズニープラスのスターで独占配信中。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.