初心者でも簡単な膣トレの取り入れ方
ここ最近よく耳にする膣トレとは、膀胱や子宮、直腸を支える働きを持つインナーマッスル「骨盤底筋」を鍛えるトレーニングのこと。この骨盤底筋を鍛えることで、骨盤の歪みや生理痛、尿漏れ、冷え性などの悩みを緩和したり、お腹や腰回りを引き締めたりと多くの嬉しい効果が期待できる。
そんな膣トレは知名度こそ高まっているものの、どう始めたらいいのかなどの具体的な取り入れ方の情報はまだまだ少ない。そのため、気になるけれどやり方が分からないという人も少なくないはず。
そんな人に向けて、イリノイ州シカゴを拠点とする理学療法士のメアリー・シュスター氏が簡単な膣トレの始め方をレクチャー。自宅ですぐにスタートできて続けやすい、膣トレのコツをチェック。
毎日約1分でできる膣トレ
今回紹介するのは、1日たった1分間から始められる膣トレ。これまで習慣になかったものを取り入れるとなると面倒になってしまうことも多いけれど、わずか1分間でできるとなれば続けやすくて安心。
シュスター氏いわく、膣トレをまず始める前に必要なのが、膣トレで鍛える骨盤底筋への力の入れ方を覚えること。力の入れ方を学ぶために、シュスター氏をはじめ多くの専門家がもっとも簡単だと話すのが、排尿中に途中で尿を止めてみるという方法。そのときに力が入るのが骨盤底筋なので、膣トレではこの筋肉に力を入れるよう意識するといいそう。
ただし、この動きが膣トレになるという情報を見かけることもあるけれど、この方法はあくまでも力の入れ方を覚えるためのものなので、これをトレーニングとして取り入れるのは避けた方がいいとのこと。
力の入れ方が分かったら、いよいよ膣トレの開始。シュスター氏は、「骨盤底筋に力を入れて3~5秒間キープし、その後力を抜くというのを10回続けて繰り返してみてください」と米Selfでアドバイス。まずはこれを毎日続けることを習慣づけるよう勧めた。
そして慣れてきたら秒数を伸ばし、頻度は週に数回程度に減らしてもOKとのこと。ちなみに、取り入れてつまらなくて続かなかったり、うまくできているか分からなかったりする場合には、膣トレ専用のツールやデバイスを取り入れてみるといいそう。
コツを掴めさえすれば意外と簡単にできる膣トレ。継続することが大切なので、自分に合った形で取り入れてみて。(フロントロウ編集部)