『トップガン』のサントラに参加するはずだったと主張
2017年のグラミー賞で最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンスを受賞した2人組ロックバンド、トゥエンティ・ワン・パイロッツ(Twenty One Pilots)のリードボーカル、タイラー・ジョセフが、5月27日公開の映画『トップガン マーヴェリック』のサウンドトラック(以下サントラ)に参加する話があり、すでに始動していたにもかかわらず、同映画の主演俳優でプロデューサーでもあるトム・クルーズのひと声によってその話がなくなってしまったと米ラジオ局KROQ-FMの番組で語った。
当初、『トップガン マーヴェリック』は2019年に公開を予定していたが2020年に延期され、その後、新型コロナウイルスによるパンデミックの影響で何度も変更を繰り返したのち、現在の日程に落ち着いた。タイラーは、自分たちがサントラに参加できなくなったのは映画の公開延期や内容の一部変更も関係しているとしたうえで、「おもしろいことに、新しい『トップガン』の音楽を担当者と一緒に新曲を作ることになったんです。そして、トム・クルーズが来てみんなをクビにしたんだと思います」と、プロジェクトから外された一番の原因はトムにあると主張。
続けて、楽曲の制作はどれくらい進んでいたのかと聞かれると、「(映画の)いくつかのシーンを見ました。彼らは僕にシーンを見せてくれましたが、たしかまだ曲は書き始めていなかったと思います。(スタジオに)連れてこられてすぐに映画の一部を見せられて、彼らがどういったものを求めているのかなどを説明された直後に、大規模な交代があったという情報が入ってきました」と答えた。
ちなみに、現時点では映画の担当者もトムもコメントしていないので、タイラーの話が事実がどうかの確認は取れていないが、事情を知る関係者が米Billboardに語った話によると、トゥエンティ・ワン・パイロッツが『トップガン マーヴェリック』のサントラに正式に参加したことはないという。(フロントロウ編集部)