トム・フェルトン、マルフォイのせいでモテなかった
老若男女から愛される映画『ハリー・ポッター』シリーズには、ハリーやハーマイオニーといった多くの人気キャラクターが登場したが、“嫌な奴”であるスリザリンのマルフォイも多くのおもしろ画像が作られるほどファン人気は高かった。
そんなマルフォイだが、2020年には、シリーズ全8作品を通して合計31分しか登場していないという事実が発覚し、幼少期から髪をブリーチし続けた俳優トム・フェルトンの努力を知るファンたちの間に衝撃が走った。
一方で、だからこそ学校に通える時間は多く、ハリー役のダニエル・ラドクリフ、ハーマイオニー役のエマ・ワトソン、ロン役のルパート・グリントよりは10代を普通に過ごすことが出来たと、英The Guardianのインタビューで明かした。
「僕のスケジュールは、学校に数週間行って、数週間行かないということが出来るように固められていました。ルパート、エマ、ダニエルはノンストップで10年間やってましたが、僕は普通に過ごせた。友達からジョークなどを言われることもありましたが、でも正直に言って、誰も気にしていなかった」
とはいえ、撮影が原因で学校の旅行や友達とのパーティーに行けないことはあり、それは残念だったそうだが、ブロンドヘアで街を歩いていても声をかけられたことはなかったという。
トムといえばハーマイオニーを演じたエマの初恋の相手であり、2人は今でも非常に仲が良いことで知られている。しかし彼によると、マルフォイを演じていたことが理由で、女の子にはモテなかったそう。
「僕が特別で人気者な子供ではなかったということについて、理解に苦しむ人もいますが、僕は髪を染めて、意地悪な魔法使いを演じていたんですよ。それはかっこいいことではなかったんです。女の子たちからはモテませんでしたし」
3作目である『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』でハーマイオニーにマルフォイが殴られるシーンではトムもマルフォイが殴られて喜び、エマのボディダブルが「トムは本当に良い人(笑)」と回想したほどトム本人は性格が良いのだが、マルフォイのイメージは強かったよう。
そしてそのイメージは過去のものではない。トムは、ブロンドヘアの頃には街で声をかけられることはなく、むしろ今のほうが声をかけられるようになったそうで、「最近僕に声をかけてくれるファンは、1作目が制作された時には生まれてもいないんですよ。世代から世代へ受け継がれ、成長していくものなんですね」と、『ハリー・ポッター』シリーズが次世代にも愛されていることを明かした。
(フロントロウ編集部)