カーラがメットガラで大胆なスタイルで登場
5月の第1月曜日に開催された、メトロポリタン美術館の資金調達も兼ねたファッションの祭典であるメットガラに登場したモデル兼俳優のカーラ・デルヴィーニュ。リングマスター(サーカスの団長)を彷彿とさせる真紅のセットアップにステッキを持ってレッドカーペットに登場したカーラは、メットガラの名物である大階段でいきなりジャケットを脱いでトップレスに。
2022年のメットガラのドレスコードである「Gilded Glamour(金色に飾られた魅力)」に合わせて、カーラの上半身はゴールドにペイントされており、世界中のファンを驚かせた。
上半身全体をゴールドにペイントしていたカーラだが、肘やお腹の側面など、一部だけペイントしてないところがあった。
じつはカーラは、長年患ってきた乾癬をメットガラという大舞台であえて見せることを選んだのだ。
2013年に乾癬だと初告白したカーラ
乾癬とは、日本でも50万人以上の患者がいると言われている慢性皮膚疾患で、皮膚に赤みがでたり、銀白色のかさぶたができたり、皮膚がポロポロと剥がれ落ちたりといった症状がある。
乾癬の原因はまだはっきりとは分かっていないが、ストレスが発症や悪化のきっかけになることがあり、カーラの場合はモデルとして超多忙なスケジュールに追われていた2013年に発症したそう。当時そんなカーラのことを助けたのは先輩モデルのケイト・モスだったそうで、カーラは「『これはひどい。どうしてこんなことが起こるの?あなたを助けなきゃ』って。彼女はその日の午後、私に医者を連れてきてくれました。ケイトは本当に良いアドバイスをくれるんです」とW誌に話した。
そして自身のツイッターでも「繰り返しになりますが、私は乾癬のため(肌に)傷跡があり、一生持ち続けることになるんです」と、慢性的な病気である乾癬と一生付き合っていかないといけないとツイート。
Just to reiterate, I have psoriasis and it's leaves scares and I will have for the rest of my life.
— Cara Delevingne (@Caradelevingne) October 3, 2013
その後は、インタビューで乾癬と生きる人としての経験談を語るなど乾癬患者のレプリゼンテーションを高めており、メットガラでもあえて乾癬をゴールドスプレーで覆わずにオープンに披露。カーラのこの行動には、同じ乾癬患者から「勇気をもらった」といった声がSNSであがっている。(フロントロウ編集部)