
映画『エコー・イン・ザ・キャニオン』は、60年代~70年代にかけて多くの人気ミュージシャンが暮らしていた、ウェストコースト・ロックの聖地ローレル・キャニオンにスポットライトを当てたドキュメンタリーです。
アメリカではたった2館での上映から興行収入355万ドル(約4億5,000万円)に達するほどヒットした本作で注目しているのは、当時を知る大物ミュージシャンたち本人が登場して、そのエリアであった実話や人気スター同士の近所づきあいなどを明かしているところです。SNSがある現代とは違い、この時代のミュージシャンのプライベートでの付き合いはなかなか聞けない話なので、貴重な情報がいろいろ出てくるのではと思っています。
しかも出演者が豪華。リンゴ・スター(ザ・ビートルズ)やブライアン・ウィルソン(ザ・ビーチ・ボーイズ)、エリック・クラプトン、シェル・フィリップス、エリック・クラプトン、スティーヴン・スティルス、デヴィッド・クロスビー、グラハム・ナッシュ、ロジャー・マッギン、ジャクソン・ブラウンなどに加え、今は亡きトム・ペティの元気な姿も見ることができます。ホストとしてインタビューを担当したのがボブ・ディランの息子ジェイコブ・ディランというところがどんな化学反応を起こしているのかも気になります。

映画『エコー・イン・ザ・キャニオン』
5月27日より公開