ジョニー・デップ、アンバー・ハードの発言に笑ってしまう
映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズなどの代表作で知られる俳優のジョニー・デップが元妻で同じく俳優のアンバー・ハードを名誉毀損で訴えた裁判で、ジョニーがアンバーの発言にこらえきれず笑い出す場面があった。
フロントロウで連日お伝えしているが、ジョニーは、アンバーが2018年に米Washington Postに掲載された論説のなかで、名前こそ出さなかったもののジョニーであることがわかるかたちで、彼によるDVを告発したことが名誉毀損にあたるとして、5,000万ドル(約64億円)の損害賠償を求めている。一方のアンバーも、ジョニーが彼女のキャリアと評判を傷つけるために仕組んだ中傷キャンペーンによって甚大な影響を受けたとして、1億ドル(約130億円)を求めて逆提訴した。
現地時間5月17日、再び証言台に立ったアンバーは、2015年3月にジョニーが指の一部を欠損する大ケガを負った指切断事件へとつながるオーストラリア滞在中の喧嘩について、ジョニーの弁護士からいくつか質問を受けた。
ジョニーの弁護士から「本当は何があったのですか?」と聞かれたアンバーは、当時、ジョニーが薬物依存症の治療中だったにもかかわらず、薬物が入った袋を持ってどこかへ行ってしまったため、彼の様子を確認するために「バスルームのドアをノックしました」と回答。
しかし、このときのことについて、ジョニーは裁判の序盤に“アンバーから逃げるために複数の寝室とバスルームに鍵をかけて閉じこもった”と供述していたことから、弁護士が「ひとつではなく、5つのバスルームのドア、そして2つのベッドルームです」と指摘すると、アンバーは「ジョニーはそのとき何が起こったかを正確に伝える歴史家ではありません。それは私が保証します」とすかさず反論した。
アンバーのこの発言がツボに入ったのか、法廷の様子を映した映像にはこらえきれず笑い出すジョニーの姿が映っていた。
ちなみに、オーストラリア滞在中の喧嘩は3日間にわたって続いたそうで、指切断事件もこのあいだに起きた。指の怪我について、ジョニーは激しい口論の末にアンバーが投げたウォッカのボトルが当たって負傷した主張しているが、アンバーはウォッカのボトルを含む「どのボトルも投げたことはありません」と否定。ジョニーがボトルや窓を割るなどして暴れまくったあげく、硬いプラスチックでできた電話を壁に叩きつけて、「自分で指を切ってしまったんです」と証言している。また、アンバーはオーストラリア滞在中にジョニーから酒のボトルを使ってレイプされたとも主張している。(フロントロウ編集部)