クリス・ノースが4人の女性から告発
1990年代後半から2000年代にかけて一世を風靡したドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ(以下『SATC』)』にミスター・ビッグ役として出演した俳優のクリス・ノースは、『SATC』の続編である『AND JUST LIKE THAT... / セックス・アンド・ザ・シティ新章(以下『AJLT』)』が配信された約1週間後に、2人の女性から性的暴行を告発され、最終的に合計4人の女性から告発を受けた。
クリスは代理人を通して、告発を行なった女性たちの主張を真っ向から否定したが、出演していたCMは打ち切られ、出演するはずだったドラマからも事実上のクビを宣告されたうえ、所属事務所との契約も解除された。
さらには『SATC』時代からの同僚であるサラ・ジェシカ・パーカー、シンシア・ニクソン、クリスティン・デイヴィスが、「クリス・ノースをめぐる疑惑を知って、私たちは深く悲しんでいます。私たちはつらい体験を打ち明けてくれた女性たちを応援しています。(声を上げるのは)とても難しいことだと思います。私たちは彼女たちの行動を称賛します」と共同声明を発表。
サラとクリスの現在の関係は?
とはいえ、サラはクリスとこれまで長い間共演してきて、『SATC』では恋人役、『AJLT』では夫婦役を演じてきた。近い関係なうえ、サラはドラマのプロデューサーであるため、この問題について彼と話すことはあったのだろうか?
『AJLT』ではプロデューサーという立場も担っていたサラは、米The Hollywood Reporterの取材で、プロデューサーとしてこの出来事にどう反応したかと聞かれると、「この件について話す準備ができているかどうかもわかりませんが、私の(当時の)リアクションはプロデューサーとして立場からではありませんでした。私はこれに取り組むべきでした、というのも、その…」と、いまだに心の整理がつかないような反応を見せた。そしてインタビュアーから、その後クリスと話したかという質問には「いいえ」と返し、疎遠になっていることを明かした。
『AJLT』はシーズン2の制作が決定しているが、シーズン1でのミスター・ビッグの描かれ方を見る限り、クリスが今後『AJLT』に出演することはないとみられている。(フロントロウ編集部)