30年の時を経て、チップとデールが抱腹絶倒コメディとしてパワーアップ!
アニメーションシリーズでの活躍から30年、チップは郊外の保険会社のセールスマン、デールはCG手術を受けて、アニメシリーズ当時の栄光に思いを馳せていた。実は彼らが活躍していたアニメシリーズは、デールが自分の番組を始めると言い出したせいで、打ち切りとなってしまっていた。シリーズ打ち切りと共に疎遠になっていた2人。そんななか、かつての仲間モンティがチーズ依存症で借金を重ね、誘拐されてしまう。再びレスキュー・レンジャーズを結成して捜査に乗り出す2人は、モンティ以外のキャラクターたちも次々と消息を絶っていたという、不可解な事件に繋がっていく…。
実写×CG×2Dアニメーションという3つの世界が入り混じる“ハイブリッド実写CGアニメーション”である本作には、“チップとデール”のアニメーションのキャラクターだけでなく、ロジャーラビットや、『インディ・ジョーンズ』のブース、アラジン(⁉)など、ディズニー関連のキャラクターやコンテンツの数々、さらには、映画『キャッツ』を思わせるキャラクターも登場するなど、小ネタやツッコミ要素が満載! ブラックジョークも交えた抱腹絶倒のコメディ作品となっている。
仕掛け人は、『サタデー・ナイト・ライブ』のザ・ロンリー・アイランド
『チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ』のコメディを生み出しているのは、アメリカの有名コント番組『サタデー・ナイト・ライブ』で結成されたコメディトリオ「ザ・ロンリー・アイランド」のアキヴァ・シェイファー(監督)とアンディ・サムバーグ(デール役)。
『サタデー・ナイト・ライブ』内で音楽トリオとして結成された彼らは、日本では知名度は低いが、リアーナ、レディー・ガガ、ジャスティン・ティンバーレイク、アダム・レヴィーン、ケンドリック・ラマー、ニッキー・ミナージュ、エイコンらがコラボを切望して、彼らが作るギャグソングに歌声を貸してきた。2009年には、“ボートに乗っている”ことをただラップした曲「I'm On A Boat」でグラミー賞にノミネートされるというミラクルまで起こしたスーパーエンターテイナーなのだ。
そんなザ・ロンリー・アイランドは映画製作でも大成功しており、2004年のコメディ映画『ネイバーズ』は制作費約20億円で300億円以上の大ヒット作に。2020年のコメディ映画『パーム・スプリングス』はゴールデン・グローブ賞にノミネートされて放送映画批評家協会賞を受賞するなど、売れて評価されるコメディ作品を作ってきている。
コメディアンとしてもクリエイターとしても折り紙つきの彼ら。チップ役にはこれまた『サタデー・ナイト・ライブ』のライターとして売れたコメディアンのジョン・ムレイニーを抜擢し、アメリカのコメディ界のトップスターたちがディズニーのキャラクターたちを使って、ディズニーがこれまで作ってきた作品とは一味違うコメディを届けてくれている。
ディズニープラスオリジナル長編映画『チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ』はディズニープラスで独占配信中。(フロントロウ編集部)