Netflixで人気爆発中の『ハートストッパー』でニックを演じたキット・コナーが、本作が「ハッピー」なドラマであることについて思いを語った。(フロントロウ編集部)

『ハートストッパー』はハッピーで幸せなティーンドラマ

 イギリスを舞台に、高校生のチャーリーとニックが心を通わせていく様子を描くドラマ『ハートストッパー』が人気爆発中。ドラマのなかで描かれるティーンらしい日常、ドタバタ、友情、そして恋愛は、青春の輝きに満ちており、優しくハッピーな気持ちにしてくれる。

 すでにシーズン2とシーズン3の制作が決まったことを見れば、本作がどれだけ人気を博しているかが分かる。そんななか、ニックを演じたキット・コナーが、英Radio Timesのポッドキャスト番組に登場した。

 彼も実際に現在ティーンで、3月に18歳になったばかり。ニックとしてドラマに参加したことについて、「『ハートストッパー』のようなドラマを17歳という年齢でやれたのは、本当に素晴らしいことです。人々の生活への影響を見るころは、非常に感動的なことでした。とても感激しました。みんなが親にカミングアウトする時に、このドラマでのシーンを使うといったようなことを見るのは信じられないことでした」と感激を口にした彼は、続けてこんな思いを明かした。

 「ただ純粋にハッピーなクィアの人々というのは、スクリーンで十分に描かれてはいません。なので僕たちがそれをやったのはとても重要なことです」

 これまでに制作されてきたLGBTQ+の人物がメインで登場する作品は、シリアスなものが多かった。非現実的な悲劇の物語にまでされることもあり、批判を浴びた作品もある。

 社会にLGBTQ+コミュニティへの差別が存在していることは事実で、不当に苦しめられている当事者もおり、その差別や悩みを無いものとして扱うことをしてはいけないが、一方で、LGBTQ+であることは悲しいことではない。LGBTQ+の物語=悲劇という偏った描かれ方は適切ではなく、過度にドラマチックにされていない普通にハッピーな物語は、レプリゼンテーションとして非常に必要。2018年の映画『Love, サイモン 17歳の告白』や2020年の『ブックスマート』など、ハッピーなLGBTQ+作品は増えてきているが、まだまだ増えていってほしい。

『ハートストッパー』シーズン2ではどんな展開が?

 キットはシーズン2以降の展開について何も知らないそうで、原作コミックの作者であるアリス・オズマンに期待しているそう。しかし、個人的にはニックとチャーリーの関係がより深まるところを見たいとのこと。

 「僕がニックについて見たいのは、ニックとチャーリーの関係がより強くなるのがただただ見たいですね。シーズン1では、若い愛と2人の関係の始まりを見ました。演技するだけでなく、2人の関係がより強く、花開くのを見られたら素敵だと思います」

(フロントロウ編集部)

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