映画『トップガン マーヴェリック』のジョセフ・コシンスキー監督が、マイルズ・テラーをルースター役にするために、フォトショップでマイルズの顔に“小細工”をした写真を主演のトム・クルーズに見せたことを告白。(フロントロウ編集部)

マイルズ・テラーの写真を加工してトム・クルーズに売り込む

 映画『トップガン マーヴェリック』のでメガホンを取ったジョセフ・コシンスキー監督が、マイルズ・テラーにルースターことブラッドリー・ブラッドショウを演じてほしくて、主演のトム・クルーズにマイルズのことを売り込む際に、フォトショップで加工したマイルズの顔写真をトムに見せたことを米Vultureのインタビューで明かした。

 具体的にコシンスキー監督がマイルズの顔のどの部分を加工したのかというと…、ひげ! ご存じの方も多いと思うが、ルースターはトム演じるマーヴェリックの亡き相棒グースの息子で、父同様、口ひげを生やしている。

画像: 映画『トップガン マーヴェリック』で前作に続きマーヴェリックを演じるトム・クルーズ(左)と、マーヴェリックの亡き相棒グースの息子ルースターを演じるマイルズ・テラー(右)。

映画『トップガン マーヴェリック』で前作に続きマーヴェリックを演じるトム・クルーズ(左)と、マーヴェリックの亡き相棒グースの息子ルースターを演じるマイルズ・テラー(右)。

 『トップガン マーヴェリック』のキャスティングを行なっていたとき、コシンスキー監督は映画『オンリー・ザ・ブレイブ』(2017年公開)でマイルズと一緒に仕事をした直後だったこともあり、真っ先にマイルズのことが頭に浮かんだという。しかし、マイルズは口ひげを生やしていないため、コシンスキー監督は、少しでもイメージがわくようにフォトショップで口ひげを追加した加工写真をトムに見せたのだそう。

 「『オンリー・ザ・ブレイブ』で彼の役はジョシュ・ブローリン演じる主人公と父子のような師弟関係を築いていました。あの映画でもマイルズの髪はブロンドだったのですが、その写真をトムに見せました。たしかフォトショップで口ひげを付け加えたと思います。(トムに)『彼と最近一緒に仕事をしたばかりなんだけど、彼はすごく良い役者だよ』と言いました」

 ちなみに、結果的にオーディションを行なうことになったため、「マイルズは自力で役を勝ち取りました」とコシンスキー監督は語っている。

 また、コシンスキー監督いわく、『トップガン マーヴェリック』の肝であるマーヴェリックとルースターの物語が、トムが続編を作る決意を固める大きな手助けとなったそうで、「続編も1作目と根本は同じで、マーヴェリックはグースの息子と和解し、2人は敵地の奥深くへと入っていくことになります。私がそう言った途端、彼(トム)の頭の中で歯車が回り始めたのがわかりました」と、続編に向けてすべてが動き出した瞬間を振り返った。(フロントロウ編集部)

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