クイーンがエリザベス女王の在位70周年をお祝い
2018年に公開された映画『ボヘミアン・ラプソティ』で再び脚光を浴びているクイーンは、エリザベス女王の在位70周年をお祝いする記念コンサートにゲストボーカルのアダム・ランバートと参加。
エド・シーランやアリシア・キーズなども参加したコンサートでは、クイーンがオープニングを任され「We Will Rock You」「Don't Stop Me Now」「We Are the Champions」の3曲をパフォーマンス。
5月末からは新型コロナウイルスの感染拡大によりずっと延期になっていたクイーン+アダム・ランバートによるザ・ラプソディ・ツアーも再開し、再び精力的に活動しているクイーンのメンバーから嬉しいお知らせが。
『ザ・ミラクル』からの未発表曲を発売
それは、クイーンのボーカルである故フレディ・マーキュリーの未発表曲をリリースするということ。
クイーンのドラマーであるロジャー・テイラーは、「フレディからの小さな宝物を見つけたんです。こんな曲があることを忘れていました。本当に素晴らしいものです。じつはこれは本当にたまたま見つけたのです。アルバム『ザ・ミラクル』に収録される予定だったもので、これは9月にリリースされると思います」とBBC Radio 2のインタビューで、未発表曲をリリースすると発表。
1989年にリリースされたアルバム『ザ・ミラクル』は、クイーンにとって13枚目のスタジオ・アルバムで、長い活動休止期間の後にリリースされたうえ、このアルバムの制作中にフレディがHIVだということをメンバーに告白したため、思い入れがある人も多い。
今回リリースされる『ザ・ミラクル』からの未発表曲についてギタリストのブライアン・メイは「よく見えるところに隠れていました。私たちは何度もトライしてみたのですが、『ああ、これは本当に救出することはできない』と思いました。でも実際は、もう一度トライしてみたら、素晴らしいエンジニアリング・チームが『よし、これとこれはできる』と言ってくれたんです。まるで断片をつなぎ合わせているような感じです。しかし、それは美しく、感動的な作品です」と、大勢の人の力を合わせて完成させたと明かし、ロジャーは「とても情熱的な作品です」と話している。(フロントロウ編集部)