ザ・チェインスモーカーズの新曲「アイ・ラヴ・ユー(I Love U)」に、『グランブルーファンタジー』のクラリスの声がサンプリングとして使用された経緯が明らかに。(フロントロウ編集部)

ザ・チェインスモーカーズの新曲「I Love U」に『グラブル』クラリスの声

 ザ・チェインスモーカーズの新曲「アイ・ラヴ・ユー(I Love U)」の冒頭と中盤で響きわたる「イケイケ団長、ガンバレガンバレ団長!」という日本語。先日、フロントロウでお伝えしたが、これは株式会社Cygamesと株式会社CyDesignationの共同制作によるソーシャルゲーム『グランブルーファンタジー』に登場するキャラクター、クラリスの声をサンプリングしたもの。

 でも、なぜクラリスの声がザ・チェインスモーカーズの楽曲に採用されることになったのか? 今回、その経緯がようやく明らかになった。

 元々、ザ・チェインスモーカーズの2人は日本のポップカルチャーのファン。アレックスは『東京喰種トーキョーグール』や『カウボーイビバップ』が大好きで、『カウボーイビバップ』に関しては100回以上見たことがあるという。一方のドリューも、2019年にサマーソニックに出演した際に、日本が世界に誇るキャラクターのひとつであるマリオのTシャツを着ていたほか、ザ・チェインスモーカーズの公式Discordサーバー(ファンとの交流用チャットサイト)上でのやりとりでも触れていたが、『デスノート』や『食戟のソーマ』にハマって全シーズンを視聴したアニメオタク。

画像: ©︎Discord

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 楽曲についてアレックスは、「じつは僕らはアニメファンなんだ。(サポートメンバーの)マットとドリューと僕とで一緒にレコードを作っていて、この曲にはドリューが歌う前にファンの注意を引くような、今までと違ったサウンドでユニークに感じられるような音が必要だって感じたんだ。だから僕たちはいろんなタイプのサンプル案を考えてて、アニメの声をサンプリングすればとても新鮮でユニークに聞こえるんじゃないかって思いついたんだ。それで僕たちは各自自分たちが好きな番組や映画のサンプルをインターネット上で探し始めて、たまたま『グラブル』のアニメの存在を知ったんだ。そこからゲーム展開されていることも知って、その結果、この声(クラリスの声)にたどり着いた。僕たちが探していたサンプルの性質は、大砲から曲を発射しているような感じで、音色、長さ、メロディもそうだけど、『ゴーゴーキャプテン(イケイケ団長)』っていう翻訳と意味も完ぺきだって思ったんだ」と説明しており、クラリスの声をサンプリングすることになったのは、アニメ好きの2人にとってはある意味自然な流れとも言えるだろう。

画像: サマソニ来日時、『スーパーマリオギャラクシー』のTシャツを着たドリュー。

サマソニ来日時、『スーパーマリオギャラクシー』のTシャツを着たドリュー。

 ちなみに、ケンカをしてしまったパートナーとなかなか仲直りできず、その解決法を必死に考えようと努力する様子を歌った「アイ・ラヴ・ユー」には、ドリューの元恋人への思いが反映されていることを、ドリュー本人が米トーク番組『The Late Late Show(原題)』で明かしている。(フロントロウ編集部)

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