ジョージ王子が“情熱を注いでいるもの”が明らかに
英王室のウィリアム王子とキャサリン妃の長男ジョージ王子が、父であるウィリアム王子にならって自然保護に情熱を注いでいることがわかった。
つい最近、アフリカの絶滅危惧種の保護に取り組む慈善団体のThe Tusk Trustの最高責任者で、ウィリアム王子の友人でもあるチャーリー・メイヒュー氏が、新型コロナウイルスのロックダウン中にジョージ王子が同団体の資金集めのためにベイクセール(※)を行なったことを明らかにした。
※学校などの団体が資金集めのために手作り菓子などを販売するバザー。
ご存じの方も多いと思うが、新型コロナウイルスが全世界で猛威を振るった2020年、イギリスは数ヵ月間にわたってロックダウン(都市封鎖)を実施していた。外出できず、たくさんの人が暇を持て余すなか、ジョージ王子はおうち時間をいいことのために使うことにしたよう。
ジョージ王子の努力によって集まった寄付金の額は明らかになっていないが、英Independentの取材に対し、メイヒュー氏は「ジョージ王子は、ロックダウン中にタスクのためにケーキの販売を行ないました。アフリカの野生動物を大切に思う気持ちが記された心温まるメッセージカードが添えられていました」と述べている。
The Tusk Trustのパトロンを務めるウィリアム王子は、以前、ジョージ王子の自然界への興味や、絶滅の危機に瀕しているあるいはすでに絶滅した生き物が多くいることを知って深く悲しんでいることを、英Sky Newsのインタビューで明かしていた。
ちなみに、現在の君主であるエリザベス女王を曾祖母に持つジョージ王子は、父方の祖父であるチャールズ皇太子、父ウィリアム王子に続く第3位の王位継承者で、いつかイギリスの国王になることが運命によって定められている。ウィリアム王子は、この重大なニュースをいつどのように息子に明かしたのか世間に公表していないが、王室伝記本『Battle of Brothers(原題)』の著者ロバート・レイシー氏によると、2020年、ジョージ王子の7歳の誕生日の前後に、将来的に担うことになる王室での奉仕と義務についてより詳細に話をしたと考えられているという。(フロントロウ編集部)