『トップガン』の大ヒットを受けて、トム・クルーズが映画ファンへメッセージを贈った。その内容に大スターのプライドを感じる。(フロントロウ編集部)

トム・クルーズ、映画ファンへ熱い思い

 1986年に公開された『トップガン』に続く36年ぶりの続編『トップガン マーヴェリック』が、快進撃を続けている。興行通信社による国内の週間映画ランキングでは、公開から5週目にもかかわらず、第1位を記録。

 そして、今年で還暦を迎える主演のトム・クルーズはこれまでに数多くの世界的大ヒット作品に主演してきたが、『トップガン マーヴェリック』は彼のキャリア史上初めて、全世界興行収入が10億ドル(約1,350億円)を突破。しかも本作は、巨大マーケットとして重要視される中国やロシアでは公開されていない。

 すでに大スターでありながら新たな記録を打ち立てるという、トムのスターたるゆえんを感じさせる作品となった本作。そんななか、トムがツイッターで映画ファンへメッセージを贈った。

 「公開されたすべての映画、すべてのスタジオ、すべての映画館主へ。おめでとう。観客へ。出かけてくれて、そして我々にエンターテイメントを提供する機会を与えてくれてありがとう。
 映画のなかで会おう」

 トムのツイートは、『トップガン マーヴェリック』の全世界興行収入が10億ドルを突破したことで投稿されたと見られるが、作品を見た観客だけでなく、すべての映画ファンへ向けてメッセージを贈ったトム。楽しんでくれてありがとうといった言い方でなく、「エンターテイメントを提供する機会を与えてくれてありがとう」という言葉には、映画スターである彼のプライドを感じさせる。

 また、『トップガン マーヴェリック』の撮影は2018年から2019年にかけて行なわれたが、新型コロナウイルスのパンデミック中にも、感染対策を講じたうえで様々な作品の制作を続けてきたトムにとっては、コロナ禍を経て自身の主演作品がキャリア史上最大のヒットを記録したことは感慨深いのだろう。

画像: トム・クルーズ、映画ファンへ熱い思い

 本作には、前作よりアイスマン役のヴァル・キルマーも出演。そのことについてトムは、「見てもらうしかないと思うんです。私はそれを(言葉で)表現しようとも思いません。彼はとても素晴らしい俳優で、彼がこの映画にもたらしたもの、彼が持っているパワーを見てください。そして、その関係性と物語の構造、それがうまくいくところについて、私は話したくありません。みなさんにはとにかく体験してもらいたいんです」と話していた。

 トムの言うとおり、彼には「映画のなかで」会うしかない。

(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.