シンガーや俳優として活躍するセレーナ・ゴメスが、幼い頃から性的な目で見られるのは「不公平」だと語った。また、過去のアルバムのジャケット写真について、本意ではなかったことも明かした。(フロントロウ編集部)

セレーナ・ゴメス、『リバイバル』のジャケット写真は性的すぎた

 元ディズニー・チャンネル・スターで、現在、シンガーや俳優、プロデューサーとしても活躍するセレーナ・ゴメスが、ドラマ『マーダーズ・イン・ビルディング』のシーズン2で共演するエイミー・シューマーと行なった米Hollywood Reporterの対談企画で、あるアルバムのジャケットが「過度に性的 」であったことへの不満を口にした。

 子役からキャリアをスタートさせたセレーナは、10代の頃から周囲の大人に性的対象として見られてきた。エイミーから、「セレーナは幼い頃から性的な目で見られていました。しかし、今はそれを拒否して、自分のスタイルと存在感を見出しています。周りはあなたにある種のシステムを植え付けて、“こうでなければならない”と思い込ませました。とくに、ポジティブな反応があって、みんながあなたに惹かれているときに、それとは逆の方向に進むと決めるのは大変なことです」と指摘されたセレーナは、「本当に不公平です」と言うと、「あるアルバムのカバーをやったあと、とても恥ずかしい気持ちになりました」と告白。

画像: セレーナ・ゴメス、『リバイバル』のジャケット写真は性的すぎた

 アルバムのタイトルは明かさなかったが、発言の内容から察するに2015年のアルバム『Revival(リバイバル)』のことを指していると思われる。

 ヌード写真が採用されたアルバム・ジャケットからして、すでに“セクシー”を全面的に押し出していた『リバイバル』。加えて、収録曲「Hands To Myself(ハンズ・トゥ・マイ・セルフ)」のMVでは、ほぼ全編ランジェリー姿でベッドで身悶えたり、エイサップ・ロッキーとのコラボ曲「Good For You(グッド・フォー・ユー)」のMVでは、シャワーシーンや濡れて透けたTシャツを着用したり、性的な刺激が強い演出が多数取り入れられた。

 セレーナは、2020年に受けた米Allureのインタビューでも、「私らしくないことをしたこともありました。『リバイバル』というアルバムに関しては、もっと大人っぽく見られなくてはというプレッシャーがあったんです。もっと肌を露出しなくてはと迫られた気がしました…。あれは、今考えても本当に自分らしくなかったと思います」と振り返っている。

 ちなみに、今回の対談で、『リバイバル』のジャケットで披露した姿が本意ではなかったことを明かしたセレーナは、「必ずしも満足のいく選択ではありませんでしたが、少なくとも自分らしくいるためにベストを尽くしてきたつもりです。私は過度にセクシーな人間ではありません。セクシーになりたいときもありますが、それは誰かのためではありません。自分のためでもいいはずです」とも語っている。(フロントロウ編集部)

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