映画『バズ・ライトイヤー』で主人公のバズ・ライトイヤーの声優を務めるクリス・エヴァンスが、本作で描かれている女性同士のキスシーンを批判する人たちを一蹴。(フロントロウ編集部)

クリス・エヴァンスが同性キスシーンを批判する人たちを非難

 ディズニー&ピクサー映画『トイ・ストーリー』シリーズに登場する人気キャラクター、バズ・ライトイヤーの誕生秘話を描くアニメーション映画『バズ・ライトイヤー』で主人公のバズの声を担当する俳優のクリス・エヴァンスが、本作で描かれている女性同士のキスシーンを批判する人たちに反論した。

 ご存じの方も多いと思うが、『バズ・ライトイヤー』では、ディズニー/ピクサーの長編アニメーション映画としては初となる同性キャラクター同士のキスシーンがフィーチャーされている。このキスシーンは制作過程において一度カットされたものの、米フロリダ州の性的指向の議論を禁止する法案に沈黙して社内外から批判が集まった影響で、一転、復活が決まった

 ディズニーが同性キスシーンを復活させたことについて、クリスは先月初め、「素晴らしいことだと思います。何度か同じ質問をされたことがありますが、いいことだし、素晴らしいし、僕自身ハッピーです。ただ、このことが話題になるのが少し悔しい気持ちもあります。これが“ニュース”になっていることが。僕たちはこれが未知の領域ではなく、普通のこととして受け入れられ、当たり前の状態になることを目指しています。LGBTQ+のレプリゼンテーションが全体に行き渡るような映画作りを僕たちはしています。その一歩となる作品の一部になれたことは光栄ですが、今回のことを振り返って、そこに到達するまでにこれほど長い時間がかかったことにショックを受ける必要があるとも思っています」と米Varietyのインタビューで語っていた。

画像: クリス・エヴァンスが同性キスシーンを批判する人たちを非難

 そんなクリスは、一部で同性キスシーンを批判する声があることについて、ロイター通信のインタビューで「真実は、そういうことを言う人たちは大バカ者だということです」とばっさり。

 「僕たちが目覚めるたびに社会の進歩がありました。アメリカの物語、人間の物語は、つねに社会が目覚め、成長していくものであり、それが僕たちの良さなのです。臆病で、無知で、昔の価値観にしがみつこうとする人たちは、いつの世にも存在します。でも、そういう人たちは恐竜と同じように絶滅します。僕たちが目指すべきは、そんな人たちのことは気にせず、前に進み、人間らしく成長することを受け入れることだと思います」と、同性愛差別的な意見を一蹴した。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.