『ストレンジャー・シングス』のクリエイターであるダファー兄弟は、“あの人”が死ぬ展開にしたことに後悔があるという。(フロントロウ編集部)

 ※この記事には、ドラマ『ストレンジャー・シングス』シーズン4のネタバレが含まれます。

『ストレンジャー・シングス』ダファー兄弟の後悔

 Netflixの大ヒットドラマ『ストレンジャー・シングス』のシーズン4が、ついに全話公開となった。シーズン毎に新キャラクターが増えていくのがお馴染みの本シリーズでは、シーズン4でも多くの新キャストが加入

 ヘルファイア・クラブの部長であるエディや、ジョナサンの友人であるアーガイル、ホーキンス高校の目立つカップルであるクリッシーとジェイソン、イレブンの転校先のいじめっ子であるアンジェラなどがいた。

 しかし、シーズン4は死も多かったと言える。ジョセフ・クインが演じたエディ、グレース・バン・ディーンが演じたクリッシー、マイソン・ダイが演じたジェイソンは死亡したため、メインキャラクター軍に加わったのは、結果的にエドゥアルド・フランコによるアーガイルだけ。

 そしてそんな死のなかで、クリエイターであるダファー兄弟も後悔しているものがあるよう。米TVLineで兄弟が明かした後悔は…、クリッシーに対して!

画像: 『ストレンジャー・シングス』ダファー兄弟の後悔

 2人はクリッシーとエディが森の中で交流したシーンを「とても美しい」と感じているそうなのだが、じつは、あのシーンは撮影のかなり後で撮ったものだそう。そのため、その時にはクリッシーがヴェクナに殺されるシーンを撮影済みで、彼女の運命は決まってしまっていたため、展開に関してどうすることもできなかったよう。

 マット・ダファーは撮影の状況について、「2台のカメラを回し、2人を同時に撮影することができた幸運なシーンの1つなんです。ジョーは自然に自分で様々なことをしていましたし、グレースからは素晴らしい反応を得られました」と明かし、「グレースが非常に少ない登場シーンのなかで人々の関心を得るといったことができたことには、非常に感心します」と、グレースの演技力を称賛した。

 ダファー兄弟が後悔しているとはいえ、クリッシーとエディの温かい交流があったからこそ、彼女の死はシーズン4第1話のキックオフとして非常に良い効き目を持ったと言える。エディを演じたジョセフも、クリッシーの死はエディの最後に大きく影響したと感じていると、米THRに明かした。

 「あれ(戦って死ぬこと)はエディの物語の大きな部分だと思います。あれは償いの物語です。彼はクリッシーを救うために何もできなかった無力さや、あの瞬間の力のなさに完全にとらわれていると思います。そしてもちろん、殺人について責められることや、身を隠さなけばいけないことは酷いことです。彼は、悲しみに暮れることや、何もできないことに少し飽きたんだと思います。そしてエピソード8のどこかでスイッチが入り、自分を証明すると決めた。そしてその機会があり、しかし彼は命を落とした。でも彼は、自分は腰抜けではないと証明した」

 『ストレンジャー・シングス』では、ショーン・アスティンが演じたボブなど、クリッシー以前にも視聴者や制作陣に衝撃を与えた死がある。マットは、2人は死亡したが、グレースやショーンとはまた何か出来ることを見つけたいと話した。

(フロントロウ編集部)

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