ショーン・メンデス、ツアーよりメンタルヘルスケアを優先
最新アルバム『Wonder(ワンダー)』を引っ提げたワールドツアーの真っ只中にあるシンガーのショーン・メンデスが、メンタルヘルスケアに専念するために、この先、約3週間にわたって予定されている公演を延期すると発表した。
以下、ショーンのコメントの全訳。
「このようなことをお伝えするのは心苦しいのですが、残念ながら、今後3週間に予定されている公演(※7月29日のコネチカット州アンキャスヴィル公演まで)は追ってお知らせするまで延期させていただきます。15歳のときからツアーをしていますが、正直なところ、友人や家族と離れてツアーに出るのは僕にとっていつも大変なことなんです。数年間、ツアーから離れたあと、僕は再び飛び込む準備ができたように感じました。しかし、その決断は時期尚早でした。残念なことに、ツアーによる犠牲とプレッシャーが僕に追いついて、限界に達してしまいました。チームや専門家と話し合った結果、まずは自分自身を癒し、心のケアをするための時間が必要であることがわかりました。進展があり次第、お知らせすることを約束します。みんなのことを愛しています」
ちなみに、ショーンはこの数日前、ディズニーの動画配信サービス「ディズニープラス(Disney+)」をツアーのスポンサーとして迎え、アメリカ国内のツアー先の小児病院を訪問し患者の願いを叶える活動を実施することや、コンサートのチケット1枚につき1ドルを自身が設立したショーン・メンデス財団が支援するプログラムに寄付することを明らかにしたばかり。
突然の発表に驚く声もあったが、ショーンの決断を支持するファンがほとんどで、皆、ショーンが心身ともに回復してステージでまた元気な姿を見せてくれることを願っている。(フロントロウ編集部)