『ストレンジャー・シングス』のシーズン2に登場した“008”ことカリ。シーズン4を見たファンから、ふたたび彼女に注目が集まっている。(フロントロウ編集部)

研究所の生き残りはイレブンだけではない

 次のシーズン5が最終章となることが決まっているNetflixドラマ『ストレンジャー・シングス』は、シーズン4までが配信済み。シーズン4では過去が現在に繋がる展開が色濃く描かれたため、ドラマをシーズン1から見直すファンも続出。そのため、あるファンがヴェクナに繋がる可能性のある発見をして話題になっている。

 シーズン4では、シリーズ最強の敵とも言えるヴェクナ(ヘンリー・クリール)が登場した。彼は、研究所で能力を使った惨殺を行なったことでイレブンと対決し、そのなかでイレブンが覚醒し、ヘンリーを裏側の世界へぶっ飛ばした。

 研究所にいた子どもたちはイレブン以外が命を落としたと思われるが、ここでシーズン2を振り返りたい。そう、殺戮が起こる前に研究所を逃げ出した超能力者のカリは生きている!

画像: 研究所の生き残りはイレブンだけではない

 研究所にいた子どもで、シーズン2でイレブンの姉的存在となった「008」ことカリが、もう二度とシリーズで姿を見せないというのは、あまりにもったいないと感じるファンは多く、シーズン4の配信前には再登場するのではないかという予想もあったが、実現せず。しかし現在、最終章となるシーズン5には登場するのではないかというウワサが立っており、その理由はなかなかに信憑性があるものとなっている。

カリの能力にも「蜘蛛」が

 シーズン4では、ヘンリーは蜘蛛に対して執着心を見せており、家族が蜘蛛の幻覚を見ることもあった。そして、ドラマで蜘蛛が描かれるのはこれが初めてではなかったことに気がついていただろうか?

 シーズン2で描かれたカリの能力を思い出してほしい。彼女は幻覚を見せる能力を持っており、見せていたのは…、蜘蛛! 

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 蜘蛛のデザインも非常に似ており、カリとヘンリーには何かしらの繋がりがある可能性がある。ヘンリーは「001」でもあるため、ヘンリーの後にカリは研究所に入っていると考えるのは理論的だが、殺戮を起こす直前まで能力を制限され、研究所職員として勤務していたヘンリーがカリの能力に影響を与えることが可能だったのかは不明。

 シーズン5でどういった展開が取られるかは分からないが、エグゼクティブプロデューサーであるショーン・レヴィは、本作について、「『ストレンジャー・シングス』において意図的でない出来事というのはそう多くありません。明確な意図と戦略、現実が、すべてのキャラクターに与えられています。なので、もしあなたがVol.1を見た後にストーリーやキャラクターについて細々したものを感じたなら、それはおそらく偶然ではない」と話しているため、少なくともカリ、ヴェクナやヘンリー、はたまたマインド・フレイヤーに関するデザインや設定に蜘蛛という共通したモチーフが採用されたのには意図的だと見られる。

 シーズン4がこれまでと同じかそれ以上に面白いとして非常に高い評価を受けた『ストレンジャー・シングス』。シーズン5は最終章としてふさわしいシーズンになることが期待されており、シリーズを通した伏線がすべて回収されるはず!

(フロントロウ編集部)

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