デュア・リパの公演で花火があがる
人気シンガーのデュア・リパは、アルバム『Future Nostalgia(フューチャー・ノスタルジア)』を引っ提げて欧米を周るツアーを開催中。
久しぶりのコンサートでは『Future Nostalgia』に収録されている楽曲だけでなく、ディプロとマーク・ロンソンのユニットであるシルク・シティとコラボした「Electricity」やカルヴィン・ハリスとのコラボ曲「One Kiss」などもパフォーマンスしている。
そんなデュアのトロント公演の終盤、会場に花火を持ち込んだ何者かがその花火を打ち上げるというハプニングが起こった。会場後方で打ち上げられた花火を、フィナーレの演出だと思ったファンも多かったが、花火は四方八方に飛び散り満員の観客が入っている会場は危険な状態に。
So this is pretty wild. Last night someone brought fireworks into the @DUALIPA concert at the @ScotiabankArena … There were reports of some injuries because of this idea
— Kyle.Taylor (@livingbyyyz) July 28, 2022
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デュアはステージ前方に移動していたため、花火があがっていたことに気づいていなかったという。デュアには被害はなかったが、この花火により3人が軽傷を負ったと米Peopleが報じた。
デュアがファンに謝罪
会場を運営するメープルリーフスポーツ&エンターテインメント(MLSE)の広報担当者は、「昨夜、スコシアバンク・アリーナでのコンサートイベントの終わりに、観客の一人が無許可で違法な花火をアリーナの床で打ち上げました。その結果、3人の観客が現場で軽い手当を受け、それ以上の手当を必要とせずに帰宅することができました」と事態を説明し、「北米の一流会場の1つであるスコシアバンク・アリーナで、すべての観客のために安全で安心な会場を作ることはMLSEの最優先事項であり、我々は直ちにトロント警察と協力して、この無謀で危険な行為を調査しはじめました。この事件への対応に迅速に対応してくれたトロント警察、現場の医療チーム、従業員、コンサート参加者にいつもながら感謝しています」と声明を発表。
また、デュア本人も「昨夜、トロントでの私のショーの最中に、持ち込みが認められていないにもかかわらず花火が観客の中で上がりました。私のショーで安全で包括的な空間を作ることは常に私の最優先事項であり、私のチームと私は皆さんと同じようにこの出来事にショックを受け、混乱しています。この事件については現在も調査が行われており、関係者一同、この事件がどのように起こったのかを解明するために懸命に取り組んでいます。ファンのためにこのショーを実現させることは、とても素晴らしい経験でした。怖い思いをした人、危険を感じた人、ショーの楽しみに何らかの影響を与えた人に対して、深くお詫びします。愛をこめて、デュア」とインスタグラムで声明を出した。
(フロントロウ編集部)