アリアナ・グランデがファンの指摘に反論
「Break Free(ブレイク・フリー)」や「thank u, next(サンキュー、ネクスト)」など、これまでに数々のヒット曲を世に送り出してきたシンガーのアリアナ・グランデ。ここ最近は音楽以外の活動にも力を入れていて、ブロードウェイの大ヒットミュージカル『ウィキッド』の映画版への出演が決まっているほか、昨年11月に自身肝入りのコスメブランド「r.e.m.ビューティ(r.e.m. beauty)」も立ち上げた。
そんなアリアナは、2020年に『Positions(ポジションズ)』をリリースして以来、アルバムを発表しておらず、ここ半年の彼女のSNSの投稿を振り返ってみると、r.e.m.ビューティに関連するコンテンツが増えている。数日前にTikTokに投稿した動画もr.e.m.ビューティに関するものだったのだが、アリアナの活動の比重がコスメブランド>音楽になっていることに、ファンのひとりが「シンガーであることを忘れないで」と不満をあらわに。
そのコメントを見たアリアナは、「自分の声がこれほど心地よく、また、これほどシンガーらしく感じられたことはありません」と返信し、やんわりと反論した。
ちなみに、ご存じの方もいると思うが、『ウィキッド』でグリンダを演じるアリアナは、この作品に「私の心、私の時間、私の魂、私のすべてを注ぎ込む」と断言するほど並々ならぬ熱意を持っており、『ウィキッド』が終わるまでは新しいアルバムを出すつもりはないと今年5月に米Billboardのインタビューで明かしている。
また、アリアナは2018年に『Sweetner(スウィートナー)』、2019年に『thank u, next(サンキュー、ネクスト)』、2020年に『Positions(ポジションズ)』と3年連続でアルバムをリリースしていたので、期間があいているように感じるが、次のアルバムの発売までに数年を要するのはめずらしいことではない。たとえば、テイラー・スウィフトの『Reputation(レピュテーション)』は前回のアルバムから約3年ぶり、ジャスティン・ビーバーの『Changes(チェンジズ)』は約5年ぶりだった。今回のアリアナのコメントからもわかるとおり、彼女の音楽に対する情熱が消えたわけではないので、気長に待ちたい。(フロントロウ編集部)