ジェイソン・モモアがハワイアン航空の機内で乗客にサプライズ
映画『アクアマン』やドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』などの出演作で知られる俳優のジェイソン・モモアが、ハワイアン航空の機内で客室乗務員に扮して、自身が立ち上げたピュアウォーターブランド「Mananalu(マナナル)」の水を配るサプライズを行なった。
映画のなかだけでなく、私生活でも海と自然をこよなく愛するジェイソンは、深刻化するプラスチックによる海洋汚染を食い止めるべく、以前から積極的に環境保護活動や啓もう活動を行なっており、もちろん彼自身も日頃から地球環境に優しい素材を使うように心がけている。また、今年6月にポルトガルのリスボンで開催された国連海洋会議で、国連環境計画(UNEP)から海洋環境保全の提唱者に任命された。
プラスチックごみによる海洋汚染問題とは?
世界の海に存在するプラスチックごみは1億5,000万トンにのぼり、毎年800万トンものプラスチックごみが新たに流入していると推測されている。プラスチックごみが生態系に与える影響はかなり深刻なもので、プラスチックごみを誤食(誤飲)して命を落とす海洋生物が後を絶たず、海底に蓄積されたプラスチックごみが、サンゴや海草といった植生に甚大な被害を与えているとの報告もある。
そんなジェイソンが手がけるMananaluは、プラスチックごみ削減のため、100%リサイクル可能なアルミ缶をパッケージに採用していて、このたびパートナーシップを結んだハワイアン航空の機内でMananaluが提供されることが決まった。それを祝して、ジェイソン本人が乗客にMananaluを配り歩く様子を収めた映像がこちら。
ジェイソンは動画のキャプションを通じて、「ハワイアン航空が、俺と俺のチームがこの特別な瞬間を撮影することを許可してくれた。夢が叶った。Mananaluを立ち上げる計画は、飛行機に乗っているときに思いついたんだ。みんなの支援に感謝すると同時に、ハワイアン航空がMananaluと提携する最初の航空会社であることを光栄に思う。俺たちは、使い捨てのプラスチックをなくすという使命を担っている。Mananaluが1本が売れるごとに、海からペットボトル1本を取り除く『Drink One, Remove One(日本語訳:1本飲んで、1本除去する)』という取り組みを行なっていて、今年だけで300万本のペットボトルを海から撤去した。美しい地球を守るためにもこの波を止めないでくれ」とコメントしている。(フロントロウ編集部)