トム・クルーズとの今後について監督が語る
『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』(2015年)、『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(2018年)に続き、シリーズ最新作の『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング』でもメガホンを取るクリストファー・マッカリー監督が、『ミッション:インポッシブル』ネタ専門のポッドキャスト『Light the Fuse(原題)』で同シリーズをめぐるウワサに言及した。
ご存じの方も多いと思うが、シリーズ最新作の『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング』は2部構成で、2023年に『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』、2024年に『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART TWO』が公開される予定となっている。そして、ウワサでは『デッドレコニング』が主演のトム・クルーズにとって最後の“ミッション”になると言われている。
『デッドレコニング』は本当にシリーズ最後の作品になるのか? マッカリー監督は、“何でもかんでも信じるのはよくない”と言うにとどめ、否定も肯定もしなかった。以下、監督のコメント。
「ひとつ言わせてもらうと、私はトム・クルーズと15年来の付き合いですが、彼の隣で実際にある出来事を目撃し、翌日にそのことについて書かれた記事を読み、(書かれていることが)どれも事実とは異なるということが数えきれないほどありました」
さらに、「(ニュースでよく目にする)『匿名の情報源』や『制作に近い関係者の話』というのは、誰かが特定の理由で出しているものなんです。それは、誰かが特定の理由で他の人にそう思わせたいのであって、その理由が何であるかは絶対にわかりません。それを無視し、笑い飛ばすことを学ぶのです。今の世の中、17分も経てば、別のニュースサイクルで一掃されるでしょう」と付け加えた。
ちなみに、『ミッション:インポッシブル』シリーズの未来は不透明なままだが、仮にトムがイーサン・ハント役を卒業することになっても、監督には別の作品でまたトムと一緒に仕事をする計画があるそうで、「まだ秘密なんですけどね。本当に長いあいだ話し合ってきたことなんです。今までのトムのイメージとはまったく違うと思います。私が好きな類のものです。ちょっとだけ私の趣味に近いです。私たちがこれまでの旅で学んだこと、つまり映画をより感動的に、よりリアルな感情体験に近づけるということです」と語っている。(フロントロウ編集部)