じつは目の下にコンシーラーを塗りすぎているかも?
Z世代から絶大な支持を得るショートムービープラットフォームのTikTok(ティックトック)。日々さまざまなコスメやメイク方法が誕生しており、今やメイクの流行を知るためのツールのひとつとなっている。
一方で、TikTokでトレンドになっているメイクのなかには、真似するときに注意すべきものもいくつかあるそう。たとえば、いまTikTokで人気のコンシーラーを目頭の下(クマが最も濃い部分)と目尻部分だけに塗るというメイクテクニック。
「クマ隠し」と「リフトアップ」を同時に叶えてくれる画期的なメイクテクとして話題を集めているけれど、俳優兼シンガーのセレーナ・ゴメスを担当するメイクアップアーティストのメリッサ・マーディックいわく、この方法はプロとしてはあまりオススメできないそう。
自身のTikTokアカウントに投稿された動画のなかで、メリッサは「このコンシーラーの塗り方を最近よく見かけますが、正直やめてほしいです。見ているとイライラしちゃいます」とコメント。
その理由について、メリッサは「この方法はあきらかにコンシーラーの塗りすぎです。もちろん、若いうちはたくさん塗っても大丈夫ですが、目元にシワがあると、そこにコンシーラーが入り込んで厚塗り感が出ます。こんなにコンシーラーは必要ありません」と説明。
続けて、メリッサは「これだけの量のコンシーラーがないとクマがカバーされない場合は、そもそもコンシーラーだけでは無理です。コントロールカラーを使って、目の下のクマの色を打ち消す必要があります」と明かした。
もうひとつ、メリッサがこのメイクテクを支持しない理由は、顔の横幅を強調するから。
メリッサは「この方法は、視覚的に顔の幅を広げることになるので、誰もが喜ぶわけではありません。たとえばセレーナ・ゴメスの場合、ここ部分が自然に顔のなか一番広い部分になるので、私はそこを強調するつもりはないし、あなたもそうすべきではないと思います」と語った。
もう一歩上手になる!コンシーラーの正しい使い方
メリッサいわく、まず大前提として、コンシーラーを直接目の下に塗らないこと。
毛足の長いふわふわとした質感のアイシャドウブラシを手に取りながら、メリッサは「私はこういったブレンディングブラシを使って、少量のコンシーラーをつけて、目の下に塗るのが好きです。カバーが必要なところにだけのせましょう」と助言。
コンシーラーだけでは目の下のクマをカバーしきれない場合は、クマを補正してくれる「オレンジ」や「イエロー」などのコントロールカラーを使うのがオススメ。クマの色が最も濃い部分にコントロールカラーを塗り、その上からコンシーラーを薄く重ねるようアドバイスした。
最後にメリッサは「TikTokでメイクを学んでいると、こうしたトレンドが本当に自分に合っているかどうかを知るのはとても難しいことです。だからこそ、メイクの背後にある原理を学ぶことが重要なのです。だれかのメイクルーティンをただやみくもに真似するのではなく、なぜ自分がそれをすべきなのか正しく学びましょう」と締めくくった。
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@itsmakeupbymelissam Technique is eveything with makeup. Trendy tips will only work for the minority of ppl!! � (Ps: I’m using @elfyeah Hydrating camo concealer in Fair Beige and @Bdellium Tools Pink Bambu 785 brush) #celebritymakeupartist #makeuptutorial #concealerhack ♬ original sound - Melissa Murdick
メイクのプロが教える、正しいコンシーラーの使い方。目の下のクマがあるだけで疲れた印象を与えてしまうので、どうしてもクマを隠せないという人は、ぜひプロの意見を参考にしていつものメイクをアップデートしてみては。(フロントロウ編集部)